HTBとジャパンケーブルキャストのテレビを利用した自治体情報配信システムを北海道のむかわ町が導入を決定!

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 HTB北海道テレビとジャパンケーブルキャスト株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼社長 CEO:藤原 洋、以下「JCC」)が共同で開発を行う、次世代データ放送サービス Hybridcast※1 を活用し、テレビ放送画面で自治体情報を配信するシステムを北海道のむかわ町が、導入することになりました。(本運用開始は2023年4月からを予定)
 2018年に発生した北海道胆振東部地震で大きな被害を受けたむかわ町では「緊急時」の「確実」な情報伝達はもちろんのこと、日常の地域情報配信を重要課題として、2021年より町内全域でJCCが提供する地域・防災情報配信アプリ『JC-Smart』を、山間部の穂別地区においては『JC-Smart』に加えてIP告知端末の運用を開始しました。
 今回、同町ではHTBとJCCが提供するHybridcastを活用した自治体情報配信システムを導入し、住民宅のテレビから情報配信を行うことで、IP告知端末を設置していない地域や、スマートフォンを保有していないご高齢の方に向けて、広く情報配信することが可能となり、「住民誰ひとり取り残さない」地域社会の実現を目指します。

 住民はHTBのデータ放送から「むかわ町からのお知らせ」メニューを選択することで、自治体からのお知らせをテレビで見ることができ、Hybridcast対応テレビ※2で視聴している場合は、さらに詳細な地域の情報に加えてピンポイント天気予報、定点カメラなどの防災情報も確認することが出来ます。
 また本システムの導入にあたっても現在運用中の『JC-Smart』システムと連携することで、自治体の導入費用や運用コストを抑えながらも、市町村合併を経て胆振管内最大の面積を誇るむかわ町での、地域による情報格差(デジタルデバイド)の解消を図ります。

 むかわ町の導入に先立ち、HTBとJCCは、JCCが提供を行うIP告知システムと『JC-Smart』を運用する北海道喜茂別町において、2021年11月より本システムの実証実験を開始しており、そこでのノウハウを生かしむかわ町が抱える課題や地域特性に添ったサービスを展開してまいります。

 HTB とJCC は、地上波テレビを通じて地域情報や安全安心に関する情報の配信を行うことで、自治体が抱える防災・地域情報発信の課題解決に貢献するとともに、むかわ町と三者一体となって住民の安心安全な地域生活や利便性の向上を目指し、住民に寄り添った地域DXおよび自治体DXに向けて取り組んでまいります。

 
※1 「Hybridcast」は、日本放送協会(NHK)の登録商標です。Hybridcast は、放送波の中にインターネット上のコンテンツの取得を指示する制御信号を組み込み、テレビ放送と、HTML5 で記述された Web コンテンツとの融合を可能にする次世代放送サービスです。スマートフォンやタブレット端末との連携も可能なテレビ放送サービスです。

※2  Hybridcast 対応のテレビは、一般社団法人 IPTV フォーラムの HP「ハイブリッドキャスト対応テレビ一覧」に記載の通りです。記載の機種全ての動作を保証するものではありません。
https://www.iptvforum.jp/hybridcast/receiver.html

■ジャパンケーブルキャスト株式会社(JCC):https://www.cablecast.co.jp/
■むかわ町:http://www.town.mukawa.lg.jp/

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