管清工業の仕事は、水を大切に守ること。
そして、水環境を通じて一人でも多くの「水環境サポーター」を作っていくことです。私たちは、このミッションを叶えるべく、神奈川県厚木市に本年4月、下水道の力で日本の明るい水環境を目指す施設「厚木の杜環境リサーチセンター」を開所致しました。まずは、一期工事として、下水道技術向上のための研究・研修棟、下水道の歴史を学べる長谷川記念館、ビオトープや遊歩道などを建設、そして、本年11月二期工事となる下水道管よりインスピレーションを受けた誰でも自由に利用できる「水まもりトイレ」を完成致しました。
当施設を通じて、誰もが“下水道”を体験できる機会の場として、水資源の大切さや将来の「水」人材の確保などに繋げることを目指し、水環境を守るための活動を本格的に始動してまいります。
- 「水まもりトイレ」について
▷ネーミング
「厚木の杜(森)にある、水環境を守る場所」の思いが由来となりました。
▷コンセプト
筒(管)を想起する形態、空間とすることで、「管」に取り組む当社のアイデンティティを表現しました。重なりあう円の平面形状は、空間の広がり・奥行を演出するとともに、管清工業の企業ロゴ(Kマーク)にも繋がります。白を基調とすることで、「清い」というイメージを重ね合わせました。エッセンスである「水」を利用した水庭が設けられ、個室は水面を眺めることが出来る空間であり、自然と向き合うこのトイレは、地球環境に向き合う管清工業の姿勢を体現するものとなっています。なお、当施設を訪れる人が最初に目にする管清工業を象徴する建物です。
▷水まもりトイレの特徴
・空を望む「管」
下水道管に実際に使用されているヒューム管を使用。重ね合わせた三層構造。まるで下水道管の中にいるような
演出。
・「水」に開かれた個室
各トイレの個室は水庭に大きく開かれた空間。宙に浮いた円形の建物が水と調和します。
・みんなのトイレ
車いすに対応したバリアフリーのトイレ、ベビーシートを設けた乳幼児対応トイレ、乳児用小便器もある男性ト
イレや女性用トイレ。分け隔てのない開かれたトイレ。
・「円」がもたらす輪
地域住民に開かれたふれあいの場を提供します。円形の水庭は、夏場は子どもたちの遊び場にもなり、施設全体
が団欒場所として、それぞれを繋ぐ輪の枠割を持ちます。
- 当施設における3つ目的と活動
私たちはすべての人に下水道の維持管理の大切さを理解してほしいと願っています。特に未来を担う子供たちやハンディキャップの方々に施設体験や下水道授業の学習機会を通じて、下水道がより身近なものとして感じてほしいと考えます。地域社会のため、水インフラのための活動を行ってまいります。
1.下水道に関わる全ての人を対象とした技術研修及びその研究・開発
2.災害時の住民の避難場所・支援ベースキャンプ
3.自然と触れ合える体験機会の場
- 厚木の杜環境リサーチセンター概要
施設名 :厚木の杜環境リサーチセンター
所在地 :神奈川県厚木市森の里若宮 5-1
施設内容: 水まもりトイレ、研究・研究施設、長谷川記念館、下水道模擬管、遊歩道、ビオトープ
※三期工事を今後予定中
HP URL:https://www.kansei-pipe.co.jp/atsugi-forest-erc/
■管清工業について
1962年設立。以来約60年にわたり、一貫して「管」(パイプ)の維持・管理を行い、半世紀にわたり日本の下水道インフラを支えてまいりました。下水道の管路網を専門的に管理、清掃することが当社の社名=管清工業の由来となっています。下水道点検・調査・清掃の分野で、上下水道施設の基盤維持管理を軸に、KPRO®、グランドビーバー、グランドスウィーパーなどの機材を自社で開発、事業展開し、下水道における問題解決を提供しています。管清工業は、“常に上下水道を使用するお客様の目線に立ち、300年継続する企業を目指す”を掲げ、未来へ向けて持続可能な社会の実現に貢献していきます。
社名 :管清工業株式会社
代表者:代表取締役 長谷川 健司
本社所在地:東京都世田谷区上用賀1丁目7番3号
設立:1962年10月4日
事業:上下水道施設の維持管理業及びコンサルタントに関する事業
上水/下水の給排水設備及び空調設備の設計、施工に関する事業
HP URL:https://www.kansei-pipe.co.jp/
※記載されている内容は発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますので予めご了承ください。