ヒートショックという言葉自体の認知は約9割*3と進んでおりますが、対策を実行している人については約3割*3と十分に対策されていないというのが現状で、超高齢社会に突入した日本にとって今後対応が必要とされるテーマのひとつであると言えます。
そんな中、より多くの方にヒートショックに対する理解を深めていただくため、新たな取組として、東京内科医会と連携した啓発活動を開始します。
■連携内容
11月上旬より東京内科医会の会員の診療所にて、来院された方※向けに「STOP!ヒートショック」プロジェクト公式リーフレットを配布します。医師との対話を通じてヒートショック防止に向けた対策ポイントをお伝えすることで、ヒートショックを身近なものとして自分事化してもらい、対策の実行につなげることを目指します。
※配布の対象はヒートショック要注意者(高齢者)に限ります。
※数に限りがございますので、無くなり次第配布終了とさせていただきます。
・医師による診療所でのリーフレット配布
■ヒートショックとは?
ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋への移動などの温度の急な変化が体に与えるショックのことです。
ヒートショックが原因となる死亡事故に限りませんが、入浴中に急死した方が約19,000人と推計されたこともあります。*1
また、入浴事故と血圧の変動は深く関係していると言われています。特に、高齢者は血圧変化を起こしやすく、体温の調節機能も低下しがちなことから、注意が必要です。*2
*1 消費者庁ニュースリリース「冬季に多発する高齢者の入浴中の事故にご注意ください!」(2017年1月25日)
*2 東京都健康長寿医療センター 研究所「入浴時の温度管理に注意してヒートショックを防止しましょう」 (2014年9月)
*3 「STOP!ヒートショック」プロジェクト (インターネット調査2022年3月)
■「STOP!ヒートショック」プロジェクトの理念
「STOP!ヒートショック」プロジェクトは、ヒートショックに関する正しい知識の普及に努めるだけでなく、安心できる暮らしづくりに役立つ、生活に密着した具体的な対策アクションの発信、温度のバリアフリー化の提案を行います。
「STOP!ヒートショック」プロジェクトは、協賛企業・協賛団体・協力企業が一体となり、ヒートショックのリスクを回避しつつ、住みやすい・暮らしやすい環境づくり=安心した暮らしづくりを目指して邁進します。