授賞式では、本賞受賞にあたり以下の3点について講評を頂きました。
1. 先駆的、開拓的な取り組みを継続してきたこと
2. 多様な取り組みを展開してきたこと
3. 国際福祉での知見を、国内での福祉教育に活かしたこと
授賞式に出席した本会創設者鬼丸昌也は受賞を受けて以下のようにコメントし、今後の決意を述べました。
「テラ・ルネッサンスの創設から21年の歩みは、学び合い・助け合いの21年といえる。東日本大震災の復興支援においては、ウガンダの元子ども兵たちの寄付によって、私たちが勇気づけられ、活動を始めることができた。福祉とは、まさに助け合い・学び合いであることを、支援の対象者から学んだ。これからも、その学びを活動に活かしていく」
- 毎日社会福祉顕彰について
1971年(昭和46年)、毎日新聞社会事業団の創立60周年を記念して創設され、毎年実施している。全国の社会福祉関係者および団体のなかから、特に優れた功績をあげ、社会福祉の発展向上に貢献している個人あるいは団体を表彰し、新しい福祉国家の形成と進展に寄与することを目的としている。
URL:https://www.mainichi.co.jp/shakaijigyo/fukushikensho.html
- テラ・ルネッサンスの取り組みについて
テラ・ルネッサンスは、2001年に当時大学生だった鬼丸昌也がカンボジアにて、地雷被害の大きさに衝撃を受けたことがきっかけで設立しました。地雷や世界の現状を一人で「伝える」ことから始まった活動は、現在世界8か国で、100名を超える職員、インターン、ボランティアによって運営されています。これまでに、アフリカの紛争地で戦うことを余儀なくされた元子ども兵、性暴力の被害女性、大規模災害の被災者など174,000人以上の支援を行ってきました。また、今年2月のロシアによるウクライナ侵攻をきっかけにハンガリーに拠点を設け、ウクライナ避難民支援も実施しています。
【テラ・ルネッサンスの社会福祉への貢献】
1. カンボジア・ラオスの地雷・不発弾被害者、コミュニティへの継続的な社会福祉の向上
2. 「オーダーメイド型」支援による子ども兵および紛争被害者の社会復帰とウェルビーイングへの貢献
3. ビジョン「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」の下での多面的な挑戦による国際福祉への貢献
テラ・ルネッサンスは、「すべての生命が安心して生活できる社会の実現」の実現に向け、今後も国内外での活動を継続します。
- 認定NPO法人テラ・ルネッサンスについて
『すべての生命が安心して生活できる社会の実現』を目的に、2001年に鬼丸昌也によって設立。現在では、カンボジア・ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ・コンゴ・ブルンジでの元子ども兵の社会復帰支援を実施。また、日本国内では、平和教育(学校や企業向けの研修)や、岩手県大槌町で大槌刺し子を運営。主な受賞歴:「地球倫理推進賞」(社団法人倫理研究所) 、「地球市民賞」(独立行政法人国際交流基金)、「エクセレントNPO」組織力賞ノミネート(エクセレントNPOを目指そう市民会議)、「社会貢献者表彰」(公益財団法人社会貢献支援財団)、「日経ソーシャルイニシアチブ」国際部門賞ファイナリスト(日本経済新聞社) 、「企業価値認定」(一般社団法人企業価値協会)、第4回ジャパンSDGsアワード副本部長(外務大臣)賞、第52回毎日社会福祉顕彰など。国連経済社会理事会特殊協議資格NGO。
名称 :特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス
所在地:京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地jimukinoueda bldg. 403号室
URL:https://www.terra-r.jp
理事長:小川 真吾
設立:2001年10月31日(2014年5月30日より認定NPO法人)
事業内容:『地雷』『小型武器』『子ども兵』の課題に対するアジア・アフリカでの支援活動、および国内での『平和教育』を中心とした啓発活動 など