瀬戸内国際芸術祭2022秋会期 新たに香川西部の本島・高見島・粟島・伊吹島の4島が参加

この記事は約4分で読めます。
 香川県では、9月29日(木)から瀬戸内国際芸術祭2022秋会期が開催中です。秋会期から新たに香川西部の4島(本島、高見島、粟島、伊吹島)が加わり、 11月6日(日)までの39日間、新作22点を含む204作品を展示しています。香川西部の島々からは、父母ヶ浜など人気の観光スポットともアクセスがよく、美術ファンをはじめ多くの方が来場しています。10月15日(日)からは、各島でアートイベントを開催します。なお、来場者には、検温や体調確認を受け、リストバンドを受け取ってから会場へ向かってもらうなど、新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底して開催しています。
  • 瀬戸内国際芸術祭2022秋会期に新たに登場した注目作品

[高見島]
山下茜里「Re:mind」

 「中塚邸」という古い日本家屋の畳を剥がし、ろうけつ染めで無数の人間を描いた作品。描かれた人間は、人種や性別を超えたものとして表現されている。2階には、押し入れの襖や天井の隙間から無数の目が覗き、かつての人の気配を感じさせます。

 

[本島]
藤原史江 「無二の視点から」

 本島や丸亀城、豊島、小豆島で拾った石を用いて、その石の視点から見た風景を描いた絵画作品。それぞれの石の性質により、描かれる色や線が異なります。

 

[伊吹島]
マナル・アルドワイヤン「浜辺の歌」

 アラビア湾岸文化圏で行われる船乗りの無事を祈って、女性らがナツメヤシの葉で編んだ篭に火を灯し、海につけて鎮めるという祈りの儀式をモチーフにした作品。伊吹島の景色の美しい場所にある旧造船所につくられたインスタレーション作品です。

 

  • ~アートイベント~

イベント①:ひびのこづえ「Come & Go」
 潮の満ち引きのように繰り返される出逢いと別れ。変化、変転をとめない海のイメージから、宇宙へと広がるダンスパフォーマンスの舞台を男木島につくる。瀬戸内海の秋空の下、予測不能なドラマが生まれます。
10/15(土)   ①開演:11:30~終演:12:20(開場:11:00)
                 ②開演:15:00~終演:15:50(開場:14:30)
10/16(日)   ①開演:11:30~終演:12:20(開場:11:00)
詳細:https://setouchi-artfest.jp/event/detail489.html

 

イベント②:劇団「ままごと」による演劇
『あゆみ(短編)』(11/3上演)
 あゆみと未紀、二人の少女が過ごした時間を複数の俳優が歩き紡いでいく本作を、瀬戸内国際芸術祭バージョンとしてリクリエーションします。
開催場所:小豆島・池田港場 小豆島町池田体育館
開催日:11/3 (木・祝) ①13:00~13:40 ②16:30~17:10
 

『反復かつ連続』(11/5上演)
 多重録音を発想の起点として創作され、ひとりの俳優が演技を重ねることである朝の風景を描き出す本作を豊島にて上演します。
開催場所:豊島・唐櫃岡・唐櫃公堂
開催日:11/5 (土) ①10:45~11:10 ②15:00~15:25
料金:前売一般:1,000円
   当日一般:1,200円(パスポート提示で1,000円)
       小中高生:500円(前売り/当日とも)
        ※各作品1回あたりの料金です。
詳細:https://setouchi-artfest.jp/event/detail491.html

イベント③:ネオン・ダンス「身体と物体を超えて」
 生物学に触発されたロボット工学を用い、社会的な繋がりや協力とはどのようなものかを探り、「孤独」の起源を解明するダンスパフォーマンスです。
開催場所:多度津市街地・旧吉田酒造場
開催日:11/3(木・祝)、11/4(金)、11/5(土)
開演17:00(開幕16:30)
料金:前売一般:¥1,000
当日一般:¥1,500(パスポート割引¥1,300)
小中高生:¥800(前売り/当日とも)
詳細:https://setouchi-artfest.jp/event/detail495.html

タイトルとURLをコピーしました