2018年5月9日、大塚北口駅再開発により誕生した「東京大塚のれん街」の街づくりの試みで、2022年グッドデザイン賞を受賞しましたので、お知らせ致します。
東京大塚のれん街の前身は、都電の線路横にある古民家ともまだ言えない程の、人がもう住んでいない昭和の住宅街でした。人が住んでいたならば、田舎町ではよく見かけるような風景。しかし、この古びた街並みこそが今迄の日本を、大塚の街の歴史を培ってきた風景なのです。
再開発と言えば、新しい物を高く高く聳えさせ太陽の反射が眩しいキラキラした近代的な景色をよく見かけるでしょう。
でも、私達が大切にしたい街並みは新しく、便利なだけではない、心のよりどころをその時代を経験していようが、いまいが何だがゆさゆさと心の奥底を震えさす景色や空気感に触れる事で感じる想いなのです。
東京大塚のれん街の古民家は、戦後の物のない時代に建てられた文化的価値は極めて低い建物。
しかしながら、この建物が100年以上年月を経て未来にのこるならば、この価値は当時のものとはまた違ったものとなるでしょう。
私達は、再開発をするにあたり地元の方々の思い出も大切にしながら、再開発により新しく訪れた人々にも心をつかめるような景観と経験を食の集合体という形で創り出したく、このような形で創り上げる事にしました。
今回、この想い・試みがグッドデザイン賞という形で評価を得る事が出来た事をとても光栄に思っております。
→https://www.g-mark.org/award/describe/54173?token=5UJ4vPdVPW
プロデューサー 株式会社アンドスパイス 代表取締役 下遠野亘
ディレクター 株式会社アンドスパイス 専務取締役 山﨑洋祐
日本のサン・セバスチャン 東京大塚のれん街
住 所:東京都豊島区北大塚2-28/東京都豊島区北大塚2-27-5
H.P:https://www.otsuka-norengai.com/
- 『グッドデザイン賞』とは?
1957年の開始以来、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに対し暮らしや社会をよりよくしていくためのものに
対して与えられる賞です。
- ◎ 評価のポイント ◎
まちづくりや再開発において、これまで主流となっていた大規模なスクラップアンドビルドのみならず、保存を含めたジェントリフィケーション的な手法が加わってきたが、この多様性の時代においては、両者は是非を争い対峙されるものではなく、地域の特性に合わせ選択され、時にハイブリッド化されるべき関係にあると思われる。
ここでは、これまでは歴史的価値も低く積極的に保存される対象とはなっていなかった昭和期の建物を保存再利用した再開発の、新たなアプローチと実践が評価された。
株式会社 アンドスパイス
事業内容:飲食店及び飲食を中心とした
商業施設の環境デザイン
所在地;〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-7-6 SW1ビル2F
[ロゴマークの意味]
お客様と(&)我々(SPICE.)で一緒に話題(会話マーク)になるお店を作りましょう。という意味合いを込めて表現しております。