- 調査結果サマリー
TOPIC1:数字で見るフォトウエディング市場
– 【実施率】フォトウエディングの実施率は74.5%で、昨年調査と比較し2.5ポイント増加
– 【費用と回数】フォトウエディング・前撮りの平均費用は21万円で、挙式・披露宴未実施層がやや高額な傾向/複数回撮影した方は51.7%
– 【市場規模】フォトウエディングの市場規模は推計788億円/複数回の撮影ニーズで拡大も
TOPIC2:フォトウエディングのトレンド(準備編)
– 【撮影理由】コロナ禍を理由に撮影する方は減少傾向
– 【準備期間】検討~撮影まで1ヶ月以内で行う方が最多。撮影までの検討・準備期間は短縮傾向に
– 【情報収集】インターネットでの情報収集を中心に、クチコミ情報ニーズも引き続き高い傾向
TOPIC3:フォトウエディングのトレンド(実施編)
– 【衣装】人気の衣装やトレンドは?「白無垢」に変化が…?
– 【撮影場所】人気の撮影場所は…?
– 【再撮影の意向】91.2%の人が「『家族が増えたとき』『結婚記念日などの周年記念』などのきっかけがあれば、また結婚写真を撮影すると思う」と回答
- TOPIC1:データで見るフォトウエディング市場
【実施率】フォトウエディングの実施率は74.5%で、昨年調査と比較し2.5ポイント増加
2021年4月〜2022年3月に結婚した18〜49歳の既婚者4,335名のフォトウエディング・前撮りの実施率は74.5%で、昨年調査の72.0% から2.5ポイント増加しました。また、「実施した」と回答した方は45.8%で、昨年調査の39.0%から6.8ポイント増加。昨年より早い時期にフォトウエディング・前撮りを行っていることがわかりました。
また、昨年同様にフォトウエディング・前撮りを実施した方は挙式・披露宴の実施率が2倍以上高く、相関関係があることがわかりました。
【費用と回数】フォトウエディング・前撮りの平均費用は21万円で、挙式・披露宴未実施層がやや高額な傾向/複数回撮影した方は51.7%
2021年4月〜2022年3月に結婚し、フォトウエディング・前撮りを実施した方1,522名(以下、フォトウエディングを実施した方)の回答から、フォトウエディング・前撮りの平均費用は21万円であることがわかりました。検討予算・最終的にかかった費用は、いずれも昨年調査と比較してやや高額化しています。
フォトウエディング・前撮りの検討予算と、最終的にかかった(かかる予定の)費用
検討予算:177,478円(挙式・披露宴 実施層:172,180円/未実施層:185,662円 /昨年対比+11,152円)
最終的にかかった費用:211,234円(挙式・披露宴 実施層:205,715円/未実施層:219,758円 /昨年対比 +1,158円)
フォトウエディング・前撮りの平均費用を挙式・披露宴の実施有無で比較すると、挙式・披露宴の未実施層の方がやや高額となりました。
また、「あなたは、結婚写真※を合計何回撮影しましたか(※フォトウエディング・前撮り・後撮り・エンゲージメントフォト・マタニティフォトなど)」という問いでは、「1回(48.3%)」「2回(19.7%)」「3回(8.8%)」「4回(4.4%)」「5回以上(18.8%)」 となり、フォトウエディング・前撮りの撮影者の半数以上が、複数回の撮影を経験していることがわかりました。
【市場規模】フォトウエディングの市場規模は推計788億円/複数回の撮影ニーズで拡大も
厚生労働省「令和3年(2021年)人口動態統計」での2021年の婚姻組数501,138組に、本調査と統計局「令和2年国勢調査結果」※1 をもとに算出したフォトウエディング実施組数の割合(74.5%)を掛け、フォトウエディング実施組数を算出(373,348組)。
実施組数に本調査と「令和2年国勢調査結果」※2 をもとに算出した平均費用211,234円を掛け、フォトウエディングの2021年市場規模を78,863,791,432円(788億円)と推計いたしました。
婚姻組数は減少しているものの、フォトウエディングの実施率は伸び、価格もやや高額化しており、規模感としては横ばいとなりました。また、複数回の撮影を行う方も多いことや、事実婚や同性パートナーとのパートナーシップなど多様なニーズがあり、今後も需要増による市場規模の拡大が期待できます。
- TOPIC2:フォトウエディングのトレンド(準備編)
【撮影理由】コロナ禍を理由に撮影する方は減少傾向
フォトウエディングを実施した方への「あなたがフォトウエディング・前撮りを検討された理由をお答えください(複数回答)」という質問の回答を挙式・披露宴実施の有無に分けて見ると、
挙式・披露宴実施層(n=924)では、昨年と同様に挙式・披露宴の当日はゲストとの時間を大切に考え、結婚写真については別途フォトウエディングによって実現することが定着しているのではないかと推測されます。
昨年調査と比較すると「撮影が楽しそうだったため」と回答した方が増加し、ランキングも上昇しました。体験価値を感じる方が増えることで撮影意向につながると考えられます。
挙式・披露宴未実施層(n=598)においては、「記念に残したい」という意向が最も強い結果となり、結婚を祝うひとつの選択肢として定着していることがうかがえます。
※昨年調査と選択肢を変更しております。
また、「新型コロナウイルスの影響で結婚式が延期・規模縮小・中止になったため」と答えた方は昨年調査の22.3%(挙式・披露宴 実施層19.8%/未実施層26.5%)から15.9% (挙式・披露宴 実施層16.7% /未実施層14.5% )に減少。特に、挙式・披露宴未実施層では10.6ポイント減少しました。このことから、フォトウエディングは、コロナ禍を経て結婚を祝うひとつのかたちとして定着・増加していることがうかがえます。
【準備期間】検討~撮影まで1ヶ月以内で行う方が最多。撮影までの検討・準備期間は短縮傾向に
「あなたは、フォトウエディング・前撮りについて、撮影希望日のどのくらい前から検討を始めましたか(単一回答)」という質問では、3ヶ月以内に撮影する方が78.5%という結果となりました。
また、「あなたは、フォトウエディング・前撮りの申し込みを撮影日のどのくらい前にしましたか(単一回答)」という質問では、「~1ヶ月前」と回答した方が59.0%となり、半数以上の方が申し込から1ヶ月以内に撮影を実施していることがわかりました。
これは、昨年調査と比較すると16.7ポイント増加しており、特に挙式・披露宴の実施層では、昨年調査の35.4%から55.0%に増加。コロナ禍での規制緩和や、披露宴での活用に向けたスケジュールに合わせての短期化、コロナ禍による検討・準備期間の長期化が落ち着いたためと考えられます。
【情報収集】インターネットでの情報収集を中心に、クチコミ情報ニーズも引き続き高い傾向
「あなたがフォトウエディング・前撮りの情報源として利用したものをお答えください(複数回答)」という問いに関しては、63.1%の方がインターネットを活用した情報収集を行っていると回答。特に挙式・披露宴の未実施層で割合が高く、69.3%となりました。
- TOPIC3:フォトウエディングのトレンド(実施編)
【衣装】人気の衣装やトレンドは?「白無垢」に変化が…?
衣装の着用数は「2着」が最多 で、挙式・披露宴実施の有無で比較すると、未実施層の方が2着以上着用する方が多い 結果となりました。
具体的な衣装を見ると、昨年同様に「ウエディングドレス(白)(62.1%)」が最多となり、挙式・披露宴の未実施層では74.8%の方がウエディングドレス(白)を着用しています。また、「白無垢」がやや増加しており、掛下や付け襟など、白無垢での多様なコーディネートの浸透も影響しているのではないかと考えられます。
【撮影場所】人気の撮影場所は…?
「あなたが、フォトウエディング・前撮りの際に、撮影した場所をお答えください(複数回答)」という問いの回答は、1位「フォトスタジオ(35.9%)」、2位「チャペル・教会(24.7%)」、3位「結婚式場(チャペル以外の施設)(20.6%)」、4位「海・ビーチ(15.7%)」、5位「公園・ガーデン(14.0%)」 となり、屋内での撮影ニーズが高い傾向が見られました。また、ロケーション撮影に関しては、挙式・披露宴の実施の有無にかかわらず、チャペル・教会での撮影ニーズが高いことがわかりました。
撮影場所を選んだ理由としては、「希望するイメージに近い写真が撮れそうだから(31.5%)」が最多となり、4位には「SNSを見て興味を持ったから(17.8%)」 がランクインするなど、できあがる写真のイメージから撮影場所を選ぶ方が多い結果となりました。
【再撮影の意向】91.2%の人が「『家族が増えたとき』『結婚記念日などの周年記念』などのきっかけがあれば、また結婚写真を撮影すると思う」と回答
「あなたは、どんなきっかけがあれば、また結婚写真※を撮影すると思いますか(複数回答)」という問いには、91.2% の方が「家族が増えたとき」「結婚記念日などの周年記念」など何かしらのきっかけがあれば撮影すると思うと回答。
フォトウエディング・前撮りの撮影後も、撮影した体験をポジティブに捉え、撮影意向は継続することがわかりました。
そのほか調査結果の詳細は下記をご覧ください。
フォトウエディング動向調査2022(詳細版)
https://kekkon-ashita.weddingpark.co.jp/photowedding-2022/
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※1 総務省統計局「令和2年国勢調査結果」の、既婚者のみの性別・年代・都道府県別の人口比率を使用。人口比率に合わせて調査1のデータをウエイトバックして算出。
※2 総務省統計局「令和2年国勢調査結果」の既婚者のみのエリア別の人口比率を使用。人口比率と調査2対象者の出現率を元にウエイトバックして算出。
【留意事項】
・全体値については、人口構成比に合わせてウェイトバック集計後の数値
・データ活用の際は「出典:フォトウエディング動向調査2022(Photorait)」と必ずご記載ください
【調査概要】
表題:フォトウエディング動向調査2022
調査主体:株式会社ウエディングパーク
調査委託先:マクロミル
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年8月26日~8月31日
有効回答:【調査1】2021年4月~2022年3月に結婚した18~49歳の4,335名/【調査2】調査1のうち、フォトウエディングまたは前撮りを実施した1,522名
【昨年調査】
「フォトウエディング動向調査2021(Photorait)」
https://kekkon-ashita.weddingpark.co.jp/photowedding-2021/
株式会社ウエディングパークは、「結婚を、もっと幸せにしよう。」という経営理念のもと、さらなるサービス拡充に努め、ブライダル業界のインターネットリーディングカンパニーとして結婚準備をもっと便利に楽しくするお手伝いをしてまいります。
- フォトウエディングの決め手が見つかるクチコミサイト「Photorait(フォトレイト)」
「Photorait(フォトレイト)」は、全国のフォトウエディング・前撮りの撮影スタジオ・サロン情報と共にクチコミを掲載している日本最大級のフォトウエディング専門クチコミ情報サイトです。エリアやこだわり、写真の雰囲気など様々な検索軸から自分にぴったりのスタジオ・サロンに出会い、資料請求や相談予約ができます。
Photoraitサイト:https://www.photorait.net/
公式Instagram:@photorait_official(https://www.instagram.com/photorait_official/)
【株式会社ウエディングパーク概要】
社名:株式会社ウエディングパーク https://www.weddingpark.co.jp/
所在地:東京都港区南青山3丁目 11-13 新青山東急ビル6F
設立:1999年9月
資本金:2億3198万円
代表者:代表取締役社長 日紫喜 誠吾
事業内容:ウエディング情報サービス事業
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社ウエディングパーク
経営本部 広報・宣伝 鈴木/飛田/宮﨑
E-Mail:pr_wp@weddingpark.co.jp
以上