もはや全国区となった加古川のソウルフード 5月29日は「かつめしの日」

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 兵庫県加古川市が誇るソウルフードといえば「かつめし」です。過去にはB-1グランプリに何度も出場し、モスバーガーやカルビーが「かつめし味」の商品を販売するなど、いまや全国区と言えるご当地グルメ。そんな加古川市では、5月29日を「かつめしの日」に制定し、その魅力をPRしています。

なぜ、5月29日が「かつめしの日」なのか

「かつめしの日」は、「うまいでぇ!加古川かつめしの会」が「かつめしの日をつくりたい」という想いのもと、2016年に公募を実施し、決定しました。

約100件の応募があり、その結果、かつ=勝つVICTORY=頭文字Vはローマ数字の5で5月、29は多くの方がご存じの通り、肉29=29日というアイデアが採用され、5月29日を「かつめしの日」と制定しました。

現在は100店舗以上で提供、加古川市民とともに歩んできた「かつめし」
70年以上の歴史を持つ「かつめし」は、市内外の100軒以上の店舗で提供されているほか、スーパーでは専用のたれが販売されるなど、加古川市内の各家庭でもよく食べられているメニューです。
また、市内の小学校では「かつめし」が給食メニューとして登場するなど、「かつめし」を食べることは、加古川市の文化と言えます。

勝負ごとのゲン担ぎにはいつも「かつめし」

 「かつめしの日」の由来からも、勝負ごとのゲン担ぎにはいつも「かつめし」の存在があります。
加古川市民の間では、大事な試合や試験などの前に「かつめし」を食べてから挑むという習慣があります。市内にあるかつめし専門店「いろはーず」の店前には、「勝めし神社」という小さな神社があり、試験や勝負ごとを控えた人たちが、「かつめし」を食べ、お参りしてから本番に臨むというゲン担ぎの場を提供するお店もあります。
また、加古川市は、6名もの市ゆかりのプロ棋士が活躍する「棋士のまち」。第23期竜王戦第4局や第61期王将戦第4局の誘致に成功し、若手棋士の登竜門として知られる「加古川青流戦」(加古川市・加古川市ウェルネス協会主催)は、2011年から続く、一般棋戦としては唯一の自治体が主催する棋戦です。
 真剣勝負に挑む対局前の棋士の食事でも「かつめし」が提供されるなど、「かつめし」は様々な場面で登場します。
まだ「かつめし」を食べたことがない方は、ぜひ「かつめしの日」に加古川のソウルフードを堪能してみてはいかがでしょうか。

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