国宝 久能山東照宮クラウドファンディング「刀剣修復プロジェクト」により蘇った刀剣の鑑賞会開催、並びにプロジェクト完了のお知らせ

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株式会社パルコ(本部:東京都渋谷区、以下パルコ)の購入型クラウドファンディングサービス「BOOSTER(ブースター)」は、2017年12月から国宝「久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)」による「秘刀に命の息吹を。刀剣修復プロジェクト」を実施し、4,064人ものご支援をいただくことができました。
そして、この度、修復対象でありました全10口すべての刀剣(うち1口は槍)の修復が完了し、支援者にむけて鑑賞会(※)を2022年9月3日(土)・4日(日)に執り行い、クラウドファンディングの刀剣修復プロジェクトが完了することをお知らせいたします。
※鑑賞会は、クラウドファンディングの専用リターンお申込み者対象

 

  • <国宝久能山東照宮 「刀剣修復プロジェクト」について>

「刀剣修復プロジェクト」では、久能山東照宮の神庫(しんこ)から新たに発見された8口の刀剣と、以前より奉納され伝わる刀剣2口(小烏丸写しなど)計10口の刀剣の修復を行い、本来の輝きを取り戻した刀剣を皆様にお披露目することを目指して修復費を募集し、全国の皆さまから約2,900万円(目標金額500万円 587%)のご支援を賜りました。

プロジェクト詳細: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000879.000003639.html

 

※上:修復前の刀剣の姿

  • <刀剣修復鑑賞会(ご支援者向け)スケジュール>

●実施日時:令和4年9月3日(土)、4日(日) 各日13:00~15:00
●実施場所:久能山東照宮社務所3階
※鑑賞会は、クラウドファンディングの専用リターンお申込み者対象

<修復刀剣詳細>
➀  脇指 西陣住埋忠
②  脇指 無銘
③ 短刀 吉則
④ 脇指 備州長舩久光
⑤ 刀 小銃兼正
⑥ 刀 横山上野大掾(以下切)
⑦ 刀 無銘
⑧ 鑓 無銘
⑨ 太刀 妙純傳持ソハヤノツルキ満五十周年記念日刀保横浜支部
⑩ 太刀 応牧野英一氏需東都住靖武造之

➀脇指 西陣住埋忠➀脇指 西陣住埋忠

③ 短刀 吉則③ 短刀 吉則

④ 脇指 備州長舩久光④ 脇指 備州長舩久光

 

⑨ 太刀 妙純傳持ソハヤノツルキ満五十周年記念日刀保横浜支部⑨ 太刀 妙純傳持ソハヤノツルキ満五十周年記念日刀保横浜支部

  • <久能山東照宮 第13代宮司 姫岡恭彦さんのメッセージ>

皆様の多大なご支援を賜り、令和2年秋に刀剣修復プロジェクトは無事に終了いたし ました。刀剣達は元来の輝きを取り戻し、参拝者の皆様にご覧頂ける状態になりました。コロナ禍の影響で、これまで全ての修復刀剣を一度にご覧頂く機会を設ける事が出来 ませんでした。
今回は2年越しのお披露目となりますが、今後は既存の刀剣達と同様、大切に後世に 残すべく保存・展示を行って参りたいと思います。

 

 

  • <久能山東照宮とは>

久能山東照宮は、徳川家康公をご祭神としておまつりする全国東照宮の創祀です。
徳川家康公は、天文11年(1542年)12月26日三河国岡崎城(愛知県岡崎市)にお生まれになり、あらゆる艱難辛苦の末、戦乱の世に終止符を打ち、江戸時代260余年にわたる世界に其の比を見ない「泰平の世」の礎を築かれ学問、産業、文化の基礎を確立し近世日本の発展に偉大な功績を残されました。
晩年は大御所として駿府城に在りましたが、元和2年(1616年)4月17日、波乱に満ちた75年の生涯を閉じられました。徳川家康公は生前、家臣に対し、自分の死後について「遺体は駿河国の久能山に葬り、江戸の増上寺で葬儀を行い、三河国の大樹寺に位牌を納め、一周忌が過ぎて後、下野の日光山に小堂を建てて勧請せよ、八州の鎮守になろう」(『本光国師日記』より)との遺言を残されました。
この御遺命により御遺骸を久能山に埋葬し、その地に2代将軍秀忠公の命により久能山東照宮が創建されました。

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