令和4年度は、これからの学び場/遊び場のビジョンを提示する「コロガル公園テラス」を、10月15日から11月27日まで、奈良市役所東棟屋上にて開催します。
- トピックス
◇奈良市役所東棟屋上の広大な空間が、期間限定で子どもたちの遊び場になります。
◇山口情報芸術センター[YCAM]で2012年に開発されて以来、全国各地で空間の特性を活かしたインスタレーション「コロガル公園」を奈良市内で初開催。
◇子どもたちが新しい遊び方やルールを話し合っていくことで、ユニークなアイデアが「コロガル公園」に反映されていきます。
*「コロガル公園」は山口市の登録商標です。
- アーティスト:会田大也(あいだだいや)
2003年開館当初より11年間、山口情報芸術センター[YCAM]の教育普及担当として、メディアリテラシー教育と美術教育の領域にまたがるオリジナルワークショップや教育コンテンツの開発と実施を担当。「あいちトリエンナーレ2019」、国際芸術祭「あいち2022」のラーニング・キュレーターを務めるとともに、2019年よりYCAMアーティスティック・ディレクター。
- 「コロガル公園テラス」コンセプト
これからの学び場/遊び場のビジョンを提示する「コロガル公園」は、不定形な床とさまざまな仕かけで構成された公園型のインスタレーションです。子どもたちは、重力・速度・遠隔操作という遊びの根源的な喜びを感じながら、新しい動きや遊びのルールを生み出すことを誘発されます。
山口情報芸術センター[YCAM]で2012年に開発されて以来、全国各地で空間の特性を活かした多様な「コロガル公園」が発表されてきました。今回は、YCAMアーティスティック・ディレクターの会田大也氏によるコンセプトのもと、奈良市役所の広大な屋上が「コロガル公園テラス」に大変身!会期中には、ワークショップ「子どもあそびばミーティング」を実施し、「こんな公園があったらいいな」と発想を膨らませ、新しい遊び方を話し合うことで、子どもたちのユニークなアイデアが反映されていきます。子どもたちが遊びを通じて考え、創造力を育み、未来を照らす場「コロガル公園テラス」に、ぜひお越しください。
これまでの「コロガル公園」の様子((画像提供:山口情報芸術センター[YCAM])
- 関連プログラム
ワークショップ「子どもあそびばミーティング」
2022年10月23日(日曜日)、11月12日(土曜日)13時00分–15時00分
参加無料・定員各12名[要事前申込]
参加者とプレイリーダーが公園に追加したい遊びや機能を話し合うことで、期間中にアイデアの一部がコロガル公園に反映されていきます。
イベント「会田大也さんと木のベンチを作ろう!」
2022年10月22日(土曜日)13時00分–16時00分
参加無料・定員6名[要事前申込]
会田大也さんと一緒に、ほっと一息つけるベンチを「コロガル公園テラス」に作りましょう。
- 「コロガル公園テラス」プレイリーダーについて
「コロガル公園」には“プレイリーダー”とよばれるスタッフが常駐しています。プレイリーダーの役割は、子どもたちが安心して全力で遊べる環境を整えることです。安全管理のみならず、子どもたちの良き相談相手となることで、遊びが生まれる場を子どもたちと一緒に作り出します。
子どもたちが中心となり、大人や学生の“プレイリーダー”が一緒に作り上げる空間が「コロガル公園テラス」です。
第1回プレイリーダー研修
8月30日(火曜日)14時~ 市役所地下B1会議室
- 会場について
奈良市役所東棟屋上(奈良市二条大路南一丁目1-1)
*建物南側入り口から階段で屋上へ上がる
広 さ:23.1m×63m
塀高さ:3m
- 過去の「コロガル公園」
コロガル公園/山口情報芸術センター[YCAM](2012)
コロガルパビリオン/山口情報芸術センター[YCAM](2013)
コロガル公園 in ネイチャー supported by 札幌丸井三越/札幌国際芸術祭(2014)
コロガルガーデン for LIL KIDS/伊勢丹新宿本店(2015)
コロガルガーデン/山口情報芸術センター[YCAM](2016)
コロガル公園コモンズ/山口情報芸術センター[YCAM](2018)
コロガル公園 in 豊島/瀬戸内国際芸術祭2019(2019)
〈奈良市アートプロジェクト「古都祝奈良2022-2023」その他のプログラム〉
- ラーニング・プログラム 1 青少年と創る演劇Lite
ワークショップ「作品創作~プロと創るミニ演劇~」
2022年10月~12月(全8回)
◇講師・演出
田上豊(劇作家・演出家/田上パル主宰)
◇作品
朗読劇「おにはうちものがたり」
脚本提供 小野小町(劇作家・演出家/小町座主宰・ワーズウィングス代表)
「古都祝奈良」で中高生と共に演劇創作に取り組んできた田上豊が講師となり、全8回の連続ワークショップを実施。奈良で演劇活動を続ける小野小町作「おにはうちものがたり」を題材に、演劇作品創作に取り組みます。ワークショップ最終日(12/17)には奈良市音声館にて、成果発表を行います。
- ラーニング・プログラム 2 グリーン・マウンテン・カレッジ
校長 小山田徹
グリーン・マウンテン・カレッジは、参加者と共に対話を繰り広げる「学び合いの場」です。
今年度は「ゆるやかにあつまる」をテーマにゲストを迎え、ならまちセンターの芝生広場に開校します。
ゲストと小山田徹による語り合いの後、来場者を交えた「火」を囲む学び合いの時間が訪れ、カレッジの象徴である「ティピーテント」のもとに集まった人々と小さな「火」を囲むひとときを過ごします。
◇ところ
奈良市ならまちセンター 芝生広場(東寺林町)
◇とき ゲスト・テーマ
1 | 2022年11月12日(土曜日) | 伊達伸明氏(美術家/京都芸術大学教授) 「複眼」 |
2 | 2022年11月26日(土曜日) | 会田大也氏(ミュージアムエデュケーター/山口情報芸術センター[YCAM]アーティスティックディレクター) 「裸眼」 |
3 | 2022年12月3日(土曜日) |
藤原辰史氏(食農思想史研究者/京都大学人文科学研究所准教授) 「心眼」 |
各回とも開催時間は18時から20時まで *参加無料、当日会場にて受付
- 奈良市アートプロジェクト実行委員会の収支予算
収入 (単位:千円)
費目 | 収入 |
市負担金収入 |
10,200 ※文化庁補助金(文化芸術創造拠点形成事業):3,947 |
合計 | 10,200 |
支出 (単位:千円)
項(目) | 支出 |
事業費(クリエイション事業経費) | 7,060 |
事業費(ラーニング事業経費) | 1,120 |
事業費(広報事業経費) | 1,646 |
事務管理費(実行委員会経費) | 96 |
事務管理費(事務局経費) | 278 |
合計 | 10,200 |
- 関連リンク
▼【市長会見】奈良市役所の屋上が、遊び場に。「コロガル公園テラス」開催(令和4年8月30日発表)
https://www.city.nara.lg.jp/site/press-release/154402.html
- 問い合わせ先
奈良市 市民部 文化振興課
TEL:0742-34-4942