1,600チームの仕事の進め方を可視化・研究し生まれた チーム強化メソッド「COROPS」の無償提供を開始

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総合人材サービス・パーソルグループのパーソルプロセス&テクノロジー株式会社(東京都江東区、代表取締役社長:横道 浩一、以下「パーソルP&T」)は、チームの生産性向上に関する経験とノウハウを集約した独自のチーム強化メソッド「COROPS(コロプス)」を発表いたします。
20年間にわたりアウトソーシング事業を営み、1,600チーム以上の業務実行や改善を行ってきたノウハウを外部に公開することで、チームで業務を遂行する上で重要な「人やプロセスの連携不足」や「認識のズレ」から起きる、生産性の低下を未然に防ぎ、人のポテンシャルを発揮できる環境づくりに貢献していきます。

背景:
多くの企業では営業や人事、経理、総務など機能別の組織が細かく分かれ、それぞれの組織が企業の大きな目標に対して活動している体制が見られます。こういった体制は、専門性や効率を高めやすい反面、 “縦割り組織”、“組織の壁”といった組織間の連携が課題になります。また、複数の組織をまたいで業務を行うことの多い間接部門・管理部門では、利害関係者との調整や業務の受け渡しが多く発生します。それらにかかる時間は膨大となるものの、目に見える成果に繋がりづらく、生産性を高めることが難しいのも事実です。
さらには外部環境において、テクノロジーの進化によるDX(デジタルトランスフォーメーション)やSDGsを背景としたサプライチェーンの見直しなど、社会環境やビジネス環境が多様化する中、その変化のスピードは増しています。同時に、リモートワークの定常化やオフィス出社回帰、複業・兼業などによって、はたらき方や共にはたらくメンバーの立場、バックグラウンドも複雑化しています。
これらを背景に、様々な変化に合わせたチーム業務の生産性を向上する事が求められています。

COROPSの概要:
パーソルP&Tでは、これまで20年間にわたるアウトソーシング事業で、様々な領域・職種のチーム運営や業務実行を行ってきました。これまで行ってきたチームの仕事の進め方を可視化・研究した成果として生まれたのが、独自のチーム強化メソッド「COROPS」です。本メソッドをもとに、現場の担当者が、現状の課題を把握し、あるべき姿に向けて実行と改善、振り返りを繰り返すことで、チームの生産性や関係性の向上につなげることができます。
この度「COROPS」の発表第一弾として、チームで業務を行う全てのビジネスパーソンに向けて「新時代に適したチームの生産性向上の教科書」といえる200頁以上のチーム強化メソッドを無償で提供します。

詳細ページ:https://www.persol-pt.co.jp/service/corops/

[COROPSの活用方法]

[COROPSの効果例]
<事例1>

部門やベンダーの垣根を超えたチーム業務の高品質化
■顧客:大手企業 マーケティング部門
■顧客にとっての課題・当社が実施した支援
課題:急激な受注の増加により既存体制での対応が困難となり運営体制の再設計を要した。
支援:COROPSを活用することで、部門やベンダーの垣根を超えた協力体制を築き
    全体プロセスの見直しや、RPAやVBAツールを用いた自動化による処理ミス防止対策を講じた。
成果:●高品質:トラブル・納期遅延ゼロを更新
   ●生産性最大化:導入研修期間を半減、増員人員を最小化

 

<事例2>

部門間の連携強化により、品質・生産性の向上を実現
■顧客:大手企業 ネットワーク部門
■顧客にとっての課題・当社が実施した支援
課題:導入店舗の急拡大に伴い、営業とエンジニア間の連携不足が生じ運用コストの増加と
   品質低下の問題が発生していた。
支援:COROPSを活用することで、営業とエンジニア間の業務範囲、業務プロセスを可視化し
   各々の注力事項と協力して解決すべき課題の認識合わせを行った。
   またボトルネックを特定し、両部門の協力のもと、業務デジタルツールの導入により品質、
   生産性向上を実現。
成果:●品質向上:トラブル率低減1.8% ⇒ 0.003%
   ●生産性向上:6400時間/月(40人月) ⇒ 5120時間/月(32人月)

<COROPSの特徴>

1)業務を行う上で必要な要素を「4つの視点」と「3つの局面」で整理し、いつ、何を、どのようにすべきかが把握できる

「COROPS」では、チームで業務を行う上で意識すべき事柄の抜け漏れを防ぐ為に、独自のプロジェクトマネジメント管理メソッドとなる要素を体系的に整理しています。
「4つの視点」
使命(Mission)、基準(Measurement)、方法(Method)、仲間(Member)
「3つの局面」
立ち上げ/準備(Setup)、短期間の活動/振り返り(Sprint)、棚卸し(Stock)
上記を枠組みとし、「4つの視点」においては、さらに9つの項目に細分化、合計27エリアを個々に見ることができます。これにより、いつ、何を、どのようにすべきかが明確になり、成果を上げやすい仕事の進め方を可能にします。

2)「チームの生産性を上げる」の著者沢渡あまね氏がアドバイザーを担う
「COROPS」のサービス化にあたり、「チームの生産性を上げる」の著者である沢渡あまね氏にアドバイザーを担っていただきました。具体的には、「COROPS」の冊子の公開において、第三者的な立場でアドバイスをいただいた他、今後は、サポートサービスである「COROPS」研修などにもご登壇いただく予定です。

 <アドバイザーを担っていただいた沢渡あまね氏及び、COROPS編集責任者 パーソルP&T 小野陽一のコメントを紹介します>
組織変革Lab主宰・株式会社なないろのはな取締役 沢渡あまね氏

「COROPS」はチームとメンバーを成長させるナビゲーションシステム
VUCAの時代と呼ばれる昨今、決められたことを言われた通りこなしているだけでは業務の価値を出しにくい時代になっています。ゆえに、当たり前のことを当たり前にまわすのはもちろんのこと、今までと仕事のやり方を変えてみたり、多様化するメンバーの個性や特性に応じて、コミュニケーションを変える、新たな課題に対するアプローチを変えるなど、変化に向き合いながら、チームとして成長し、答えを出していくスタイルに変えていく必要があります。
「COROPS」は、そのための方法論と考え方・事例が詰まったノウハウの塊であり、チームとメンバーを成長させ続けるナビゲーションシステムです。

パーソルP&T ビジネスエンジニアリング事業 事業部長 小野陽一

最良の仕事の進め方が「はたらく」を変える
働き方改革が叫ばれ、世の中の環境が確実に変化する中、人々が「はたらく」ことをポジティブに捉えるには、どのように仕事を進めるかがポイントになります。適切な業務設計はもちろんのこと、はたらく人が見通し良く仕事に携われるチームの仕組みづくり、そして変化する状況に適応し改善していくマネジメントが必要です。業務効率化だけでなく、良い循環を意識した組織づくりによって再現性のある成果を出し、人の可能性を最大化する、それが我々が考える【最良の仕事の進め方】です。

これまで業務をお預かりするプロとして「最良の仕事の進め方」を徹底的に研究し、様々な組織の現場で実践してきました。そのノウハウを「COROPS」というメソッドにまとめ、アウトソーシングに関わる全ての社員と現場に導入。その結果、高い成果創出による事業の成長、残業時間の削減、退職率の低減を実現することができました。本日そのメソッドを世の中の全ての方々に無償で提供します。
「COROPS」がもたらす「最良の仕事の進め方」によって多くの人と組織の「はたらく」をより良いものに変えていき、社会に貢献していきたいと考えています。

パーソルP&Tでは、お客様のビジネスにおける課題解決を通して「人と組織の生産性向上」に寄与することで、グループビジョン「はたらいて、笑おう。」の実現を目指してまいります。

■アウトソーシング事業について
「人材」と「プロセスデザイン」と「テクノロジー」を活用してお客様のビジネスの課題に向き合い、「ビジネスプロセスの進化」や、「生産性の向上」などの成果創出の実現に貢献いたします。デジタルを活用したアウトソーシングサービスやITサービスの企画・立上げを支援するコンサル/PMOサービスを提供しています。業務プロセスの改善・構築に専門性をもち、不要なオペレーションの削減提案や、新オペレーションの作成、RPAツールの活用による運用効率の向上、FAQシステムやAIチャット導入などを検討。業務プロセスの改善によってクライアントのサービス品質・生産性の向上、運用コストの削減を実現します。

■パーソルプロセス&テクノロジー株式会社についてhttps://www.persol-pt.co.jp/
パーソルプロセス&テクノロジー株式会社は、人・プロセスデザイン・テクノロジーの力で、人と組織の生産性を高めることを使命としています。
お客様の事業課題に応じたコンサルティングやシステム開発、アウトソーシングのほか、人とテクノロジーが共存できる社会を目指し、RPAやAIなどを駆使した最新のテクノロジーやサービスを提供してまいります。

パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人と組織にかかわる多様な事業を通じて、持続可能な社会の実現とSDGsの達成に貢献していきます。

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