● 2020年7-12月と比較して、2022年1-6月の「オンラインツアー参加経験」割合は、1.8ポイントの上昇にとどまる。
● 同期間の比較で「6ヶ月ごとの参加回数」は、期間中に1回が、1.3ポイント上昇。一方、期間中に6回以上の割合は、変化がない。
● 「年代ごと」の参加経験は、2022年1-6月の期間において、20代の15.0%に対し、60代では0.5%のみ。世代間のギャップが顕著。
● 「性別ごと」の参加経験は、期間を通じて男性が女性を2.5~4.5ポイント上回る。ただし、直近2022年1-6月では、その差が縮まる。
【調査結果詳細(抜粋)】
今回の調査では、20代から60代の男女(各年代性別ごと100人の)計1,000人を対象として、2020年7月~2022年6月の間にオンラインツアーへ参加した経験(有無・回数)を聞く質問を行った。
その回答として、1回以上参加したことがあるとの回答は、2020年7-12月の6カ月の間では「5.2%」だったのに対し、2022年1-6月では「7.0%」となり、その割合が1.8ポイント上昇した。
上記グラフからは、現状のオンラインツアーの参加経験割合が10%にも満たず、しかも、(徐々に増加傾向にあるように見受けられるものの)その増加率が、非常に緩慢なことが分かる。
この点、今後(特に、新型コロナが一定程度終息した後)に向けて、一定のマーケットが確立されうるか?については、まだまだ予断を許さない状況にあると思われる。
続いて、参加経験者の各6カ月の間ごとの参加回数を確認すると、2020年7-12月と比較して、2022年1-6月の参加回数は、1回が1.4%→2.7%と「1.3ポイント上昇」したのに対し、6回以上は、1.1%→1.1%と「変化なし」であった。
このグラフでは、全体の参加経験割合の上昇に対しては、(6カ月の間に1回程度参加する)ライトユーザーの増加が主に貢献しており、(6カ月の間に何回も参加する)ヘビーユーザーの増加は、非常に限定的と読み取れるものとなっていた。
さらに、この設問の年代別の結果を確認してみると、2022年1-6月の間に参加経験アリと回答した割合は、20代が最も高く「15.0%」、続いて30代が「11.0%」となっていた。
一方で、60代は「0.5%」、50代は「1.5%」と非常に低い値にとどまっていた。
すべての年代で、参加経験者は、まだまだ少ないものの…このグラフからは、40-50代あたりを境に、比較的ポジティブな「若年層」と、非常にネガティブな「中・高年齢層」の世代間ギャップが顕著に現れた結果となっていた。
*** 調査レポートの全文は、当社Webサイトを参照ください。***
【調査レポート全文】
https://lttl.jp/report/53/
【調査概要】
「オンラインツアーの参加動向に関する調査」
調査方法 :インターネット調査
調査期間 :2022年8月4日 – 5日
調査対象者:20代 – 60代男女 (アイブリッジ(株)「Freeasy提携パネル」利用)
有効回答数:1,000サンプル(性年代別に均等割付)
設問数 :3問
<追記>
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