- 締結までの経緯
東京2020大会を契機に設置された一般社団法人ホストタウンアピール実行委員会の主幹企業である総合プロデュース企業 八芳園は、その取り組みの中で全国各地の自治体の皆様と出会い、様々なホストタウン活動の支援を行ってまいりました。
2020年8月には、白金台プラチナ通りにポップアップ型ショールーム「MuSuBu」をオープン。これまでの約2年間で約80を超える全国各地の自治体の皆様と連携しながら、主に”人”と”食”を通して各地の魅力をPRするリアルとオンラインを融合させたポップアップイベントを毎週開催しています。
▼高校生との出会いからはじまった、徳島県との繋がり
八芳園は、ホストタウン活動を支援する取り組みの中で、徳島県のホストタウンであるカンボジアと連携し、国を超えた様々な社会貢献活動に取り組む徳島県立徳島商業高等学校の皆様と出会いました。
精力的に活動する姿やその想いに共感し、2019年6月、八芳園は徳島県立徳島商業高等学校並びに校内模擬会社ComComと包括的連携協定を締結。
その繋がりから、八芳園は徳島県の産品における東京へのPR等もお手伝いするようになり、今年6月には、徳島県の空の玄関口「阿波おどり空港」を擁する徳島県松茂町と、地域活性化を目指す「包括的連携協定」を締結しています。
ホストタウン活動における「おもてなしメニュー」の開発や、徳島商業高等学校の生徒たちにより地元で開催されている『徳商デパートメント』を「MuSuBu」にて2年連続での開催、徳島県松茂町のSDGsの取り組みをはじめ交流拠点「マツシゲート」に注目したポップアップイベントの開催など、徳島県の魅力を発信する様々な取り組みを行ってまいりました。
さらにこの度、徳島県のホストタウン相手国であるジョージアとのホストタウン活動に積極的に取り組む学校法人四国大学(四国大学及び四国大学短期大学部)との出会いから、徳島県との繋がりや取り組みの積み重ねが大きく拡がり、産学官の連携による同県のさらなる魅力発信・地域活性化を目指したこの度の「包括的連携協定」の締結へと繋がりました。
- 協定締結の目的
徳島県、学校法人四国大学(四国大学及び四国大学短期大学部)、株式会社八芳園の産学官が連携することにより、相互の資源を有効に活用し、「食」をはじめとする徳島県の魅力発信、関係人口の拡大や持続可能な社会づくりなど、幅広い分野における活動を推進することを目的としています。
- 協定内容
(1)徳島県の魅力発信に関すること
(2)県産品等のブランディング、販路拡大に関すること
(3)次世代を担い、社会貢献に資する人材の育成に関すること
(4)徳島県のまちづくり及び地域活性化に関すること
(5)地産地消、食育の推進に関すること
(6)SDGsの基本理念に基づく活動に関すること
(7)その他社会課題の解決に関すること
- 今後の取り組み ― 産学官の連携により3者の強みを活かして
徳島県は、東京2020大会において、特産である「すだち」や「阿波尾鶏」、「白なす」など県産食材の供給や、ホストタウン活動において”食”や”文化”などの相互交流に積極的に取り組んでいます。この度の産学官の連携は、2025年に開催される「大阪・関西万博」を見据え、ホストタウン活動に積極的に取り組む学校法人四国大学と、八芳園が培ってきた”食”をはじめとするプロデュース力を活かしながら、徳島県の豊かな食材”阿波ふうど”のさらなるブランディング強化と販路拡大および徳島県の魅力発信に繋げてまいります。
- 徳島県について
四国の東部に位置し、 県のおよそ8割を山地が占める徳島県は、温和な気候と吉野川沿いの平野を中心とした豊かな自然環境を活かした農産業が盛んです。中でも、糖度の高さで知られる”なると金時”やれんこん、すだちなどが特産品として知られており、「とくしまブランド」の農林水産物を全国に広める活動を全国で行っています。400年の歴史を持ち、日本を代表する伝統芸能として世界的に知られる”阿波おどり”や、西日本の代表的な人形浄瑠璃として発展してきた”阿波人形浄瑠璃”など、世界に誇る日本の伝統文化が息づく場所でもあります。
徳島県ホームページ:https://www.pref.tokushima.lg.jp/
- 学校法人四国大学(四国大学及び四国大学短期大学部)について
1925年の創立以来、学園発展史の中で建学の精神を「全人的自立」へと昇華させ、今日では「教育を第一義に大切にする大学」として、一人ひとりの学生をしっかりと見据えてエンカレッジする教育を行っています。2025年には、学園創立100周年を迎え、次の100年に向けてこれからも人のため、地域社会のための新たな価値創造に挑んでいます。
四国大学ホームページ:https://www.shikoku-u.ac.jp/
- 総合プロデュース企業 八芳園について
創業79年、東京・白金台にて、400年以上の歴史を重ねる広大な日本庭園を有する八芳園は、これまで歴史ある東京の結婚式場として広く知られてきました。しかし現在では、宴会・レストランの企画・運営、MICE事業の推進、社会貢献や地域活性化を目的とした協働・連携による商品企画やイベントプロデュースなどに取り組み、既存事業の枠組みにとらわれない「総合プロデュース企業」として展開しています。
「日本のお客様には、心のふるさとを。海外のお客様には、日本の文化を。」を企業理念に掲げ、日本の魅力を世界へと発信し続けてきた八芳園は、これまで培ってきたノウハウと八芳園が抱える経営資源(リソース)を活かし、歴史と伝統を守りながら次世代を見据えた新たな価値創造に取り組んでいます。
- [八芳園]https://www.happo-en.com/
- [八芳園のプレスリリース一覧]https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/19559