日本初!医療用成分“イトプリド塩酸塩”配合のスイッチOTC薬 弱った胃の動きを活発にする「イラクナ」(要指導医薬品)~2022年9月28日(水)に新発売~

この記事は約4分で読めます。
小林製薬株式会社(本社:大阪市、社長:小林 章浩)は、ストレスや加齢などで弱った胃の動きを活発にし、不快症状を改善する胃腸薬「イラクナ」(要指導医薬品)を、9月28日(水)から新発売いたします。

 「イラクナ」は、一時的な食べ過ぎや飲み過ぎによる胃の不調とは異なり、ストレスや加齢などが原因で胃の動きが低下し、胃に不快症状が起きている方に向けた胃腸薬です。主な症状として、「食べ過ぎ、飲み過ぎでもないのに胃が重い・胸やけがする」「食後ずっと胃の中に残っている感じがする(お腹が空かない)」「少量でも食べきれない」といったことが挙げられます。当社調査※では30~60代男女の14%(約7人に1人)がこのような症状を感じており、日常生活の質を低下させる要因となっていることが分かっております。
​ 「イラクナ」は、胃の運動機能低下の治療に使用される医療用成分“イトプリド塩酸塩”を日本で初めてスイッチOTC化した製品であり、胃腸薬市場で新しい成分がスイッチOTC化されるのは実に12年ぶりのことです。
※出典:当社調査(2020年4月 N=3,000 30-69歳男女)
 

  • イラクナの作用

 胃が健康な状態の時、胃に食べ物が入ると、天井部分が膨らみながら、胃が蠕動(ぜんどう)運動をすることで消化をし、腸へと送り出します。しかし、ストレスや加齢などの影響で、胃の動きが悪くなると食べた物がなかなか消化されず、胃から出ていきません。これが胃もたれ、胸やけといった胃の不快感につながります。また、胃の動きが悪い時は、胃の天井部分がしっかりと膨らまず、食べ始めてもすぐにお腹がいっぱいで食欲不振になります。
 イラクナには、「胃を動かす成分“アセチルコリン”を増やし、胃の動きを活性化する働き」と「制吐作用で胃の不快感を抑える働き」があり、この2つの作用で胃の不快感を緩和します。

 

  • 胃の弱り度チェックリスト

以下の項目で心当たりのある方は、胃の働きが落ちている可能性があります。

 

  • 担当者コメント

  ~開発期間は5年!当社初のスイッチOTCの承認取得に成功~
 イラクナの開発で苦労をしたのは、日本で初めて「イトプリド塩酸塩」をスイッチOTC化したという点です。胃腸薬市場で新しい成分がスイッチOTC化されるのは実に12年ぶりのことで、胃腸薬という成熟した市場にとっては大変大きなニュースです。また、小林製薬でも自社でスイッチOTCの承認取得をおこなうのは初めてのことで、開発期間には5年を要しました。
 胃腸薬市場でスイッチOTC化が進みにくくなっている背景の一つに、既に多くの成分がスイッチOTC化されているということが考えられます。一方で、昨今のストレス社会から飲み過ぎや食べ過ぎとは異なる胃の不調に悩まれる方も多くいらっしゃることが当社の調査で分かっており、既存製品では対処しきれず、お悩みを抱えるお客様にも十分満足していただける製品を開発したいという想いから、従来とは異なる作用メカニズムに着目してスイッチOTC化に挑戦いたしました。胃の不快症状は人それぞれですが、中には日常生活に支障が出てしまい、日々辛い思いをしている方がいらっしゃいます。この「イラクナ」を通じて、お客様が自分らしく豊かな生活を送るサポートにつながれば、と思います。(ヘルスケア事業部 マーケティング部 洋薬G 早野 博之)
 

  • 製品概要

製品名:「イラクナ」(販売名:イラクナ)
カテゴリー:要指導医薬品
メーカー希望小売価格:1,000円(税抜)/10錠
発売日:2022年9月28日(水)
発売場所:全国の薬局・薬店・ドラッグストアなど
効果効能:胃もたれ、胃部・腹部膨満感、食欲不振、胸やけ、はきけ、嘔吐
用法・用量:1日3回食前に水又はお湯で服用してください
      大人(15才以上) 1回1錠  /   15才未満は服用しないこと
成分・分量:[1日量(3錠)中]イトプリド塩酸塩…150mg
※添加物として、乳糖、トウモロコシデンプン、CMC、無水ケイ酸、ステアリン酸Mg、ヒプロメロース、マクロゴール、酸化チタン、カルナウバロウを含有する

タイトルとURLをコピーしました