
滋賀県草津市に拠点を置き、立命館大学の現役大学生である寺田安来が代表を務める株式会社irodoriは、学習塾・そろばん教室・英会話・スポーツスクールなど、小さな教室の運営をまるごと支えるオーダーメイドDXクラウド「Palette(パレット)」の先行導入二次募集を開始します。開発面では、CTOとしてシステム設計・実装を統括する山田侑季が中心となり、現場の運営フローに寄り添ったオーダーメイド型の仕組みづくりを進めています。
■ 二次募集 先行導入申込みフォーム
お申込みはこちらから:
https://palette.irodori-group.co.jp/apply
「授業以外の事務に追われて、本当にやりたい指導に集中できない」「既存のシステムを試したけれど、うちのやり方には微妙に合わない」。そんな声に応えるべく、教室ごとの運営フローに合わせて一から設計できるのがPaletteです。
MVP(実用最小限の製品)版で行った一次募集では、小規模スクール向けの定員は5教室が募集開始から3日で埋まり、その後は地域の中小企業から「社内システムも作ってほしい」との相談が寄せられ、法人向けの試作開発も進行しています。
今回の2次募集では、2026年2月の「Palette for Schools」、2026年4月の「Palette for Business」の正式リリースに向けて、実際の現場で開発コストや期間、エラー修正の手間などを検証しながら、サービスの完成度をさらに高めていきます。

■小さなスクールの雑務を減らす「Palette」とは
Paletteは、「アナログな教室運営に寄り添うDXパートナー」をコンセプトにした、小規模スクール向けのオーダーメイドシステムです。
生徒情報や保護者連絡先、出欠・入退室、請求・入金、スケジュール、講師のシフトなど、これまで紙・Excel・LINE・電話に散らばっていた情報を1つのアプリに集約し、教室の実態に合わせて画面やルールを組み立てます。
「新しいシステムを覚える」のではなく、「今やっている運営をそのままアプリに落とし込む」感覚で導入できることを目指しています。
◇Palette for Schools 公式HP◇

■AI時代に小規模事業者が感じる「現実とのギャップ」
ここ数年のAIの進化は、インターネット黎明期と並ぶ大きな転換点だと言われています。しかし、現場では「AIがあれば何でもすぐ作れる」というイメージだけが先行し、本番運用に耐える業務システムに仕上げきれず、途中で止まってしまうケースが多く見られます。
実際には、
・誰が、いつ、どの画面で情報を見るのか
・権限や操作をどう整理するか
・エラー時にどこを見れば直せるのか
・振替、休会、兄弟割引や各教室特有のルールなどの例外処理をどう扱うかといった運用の設計が欠かせず、ここはAIでは埋めきれない現場のすり合わせが必要になります。
ただ、小規模事業者は授業や日々の対応で手一杯で、この調整に時間を割けません。DXに興味はあっても、紙やExcel運用から抜け出せない理由はここにあります。
■Paletteの特徴
Paletteは、まず教室の運営フローを丁寧にヒアリングし、体験申込から振替、休会、料金体系、講師シフトまで「その教室ならではのルール」を整理します。 そのうえで画面やデータの構造を一緒に組み立て、実際の運用を見ながら細かな調整を重ねて、現場に合う形に仕上げていきます。
Paletteは、全部入りの大きなシステムではありません。 まずは「時間を最も奪っている作業」や「バラつきが出やすい作業」を一緒に特定し、優先順位をつけて必要な機能から導入します。 「まずは振替と入退室を整えたい」「請求・決済だけ自動化したい」といった段階的な導入ができるため、現場が混乱せずスムーズに定着します。
仕様書からのコード生成にはAIを活用し、開発のベース部分を高速化しています。 そのうえで、例外処理や教室独特の細かいルールはエンジニアが丁寧に作り込み、品質を担保します。 これにより、従来は数百万円かかっていたオーダーメイド開発を、より短期間・低コストで提供できるようになり、小規模教室でも導入しやすい形を実現しています。

■Palette for Schools の料金プラン
Palette for Schools では、教室の規模ややりたいことに合わせて選べる3つのプランを用意しています。いずれのプランも、システム開発で一般的だった高額な初期費用がかかりません。

Standard(月額4,980円)
基本機能がすべて揃い、小さな教室がまずDXを始めるのに最適なプランです。
生徒・保護者管理、入退室、請求・決済など、日々の雑務をひと通り自動化できます。
Advanced(月額9,800円)
Slack、LINE公式、Notion、Googleカレンダー、Zoomなど、普段使う外部ツールと連携し、教室運営を一気に自動化したい方向け。複雑なワークフロー構築や優先サポートも利用可能です。
Enterprise(月額22,000円)
初期費用0円で完全オリジナルの自社スマホアプリを持てるプランです。アイコン・名称変更、アプリストアでの公開、専任担当との伴走、機能フルカスタマイズにも対応。数百万円が当たり前だった独自アプリ開発を、月額22,000円で実現できる破格の内容です。
■先行導入2次募集について
Paletteは現在、本格ローンチに向けた試験導入フェーズにあります。
実際の現場に入らせていただき、
どのくらいの工数でどこまで作り込めるか、エラー修正や仕様変更にどのくらい時間がかかるか、どのようなサポートがあると現場が回しやすいか
といったポイントを検証しながら、サービスの改善を続けています。
■ 先行導入二次募集 申し込みフォーム
お申込みはこちら:
https://palette.irodori-group.co.jp/apply
募集枠とスケジュール:
Palette for Schools(スクール向け): 5教室
Palette for Business(中小企業向け): 3社
応募締切は2025年12月28日(日)23:59です。定員に達し次第、受付を終了します。
導入までの流れ(正式導入まで完全無料)
①ヒアリング(現状・困りごとの整理)
②試作品(プロトタイプ)の制作
③実際の現場での無料トライアル
④トライアル期間中の追加開発・仕様調整
❺正式導入
この5ステップのうち、正式導入までは一切費用はかかりません。実際に使ってみて、「これなら現場で回せそう」と納得いただいてから有料プランに進んでいただく形です。
こういう事業者におすすめ
・既存のスクール管理システムを試したが、教室のやり方に合わなかった。
・振替や請求、LINE連絡など、毎日の事務に追われている。
・AIやDXには興味があるが、何から手を付けたらいいか分からない。
・将来的には自分の教室専用アプリを持ちたい、と考えている。
・既存のツールをいくつか使っていて料金が嵩んでいる。
そう感じている事業者ほど、今回の先行導入で大きな変化を実感していただけると考えています。
■今後の展開

学習塾の現場に立つなかで、先生が一番力を注ぎたい授業ではなく、振替対応や連絡、請求などの事務作業に多くの時間を奪われている状況を目の当たりにし、強い違和感を覚えました。
私は、AIの進化はインターネット黎明期と同等かそれ以上の転換点だと感じています。しかし、この追い風に乗れるのは、時間とリソースに余裕がある一部の組織だけです。多くの小さなスクールや地域の事業者は、目の前の仕事に追われ、「調べて、試して、やり直す」ための時間を捻出できない。気づけば、技術の恩恵が届かないまま取り残されてしまう現実があります。機械が苦手な方でも安心して任せられるように、同じ画面を一緒に触りながら、実際に使える形になるまで必ず伴走します。技術の進化に置いていかれるのではなく、現場にこそフィットするDXを一緒に描いていく。Paletteは、そのための一歩を支える存在であり続けたいと考えています。
■サービス概要

サービス名:Palette(パレット)
内容:小規模スクール向けオーダーメイド教室管理システム
提供形態:クラウドサービス(Webアプリ/スマホ対応)
正式リリース予定:
- 2026年2月 Palette for Schools
- 2026年4月 Palette for Business(予定)
公式サイト:

■会社概要
会社名:株式会社irodori
所在地:滋賀県草津市野路東1丁目1-1 立命館大学グラスルーツイノベーションセンター
代表取締役:寺田 安来
取締役 兼 最高技術責任者:山田 侑季
設立:2025年7月7日
事業内容:小規模スクール向けDX事業「Palette」の企画・開発・運営 ほか
コーポレートサイト:https://irodori-group.co.jp(現在リニューアル中)
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社irodori Palette担当
Email:info@irodori-group.co.jp
TEL:050-1808-1007


