■MARCHE
マルシェには、山梨県内ワイナリー7社と飲食・体験合わせて25のブースが登場しました。ワイナリーエリアには、富士河口湖町で唯一のワイナリーであるセブンシダーズワイナリーをはじめ、マンズ勝沼ワイナリー、岩崎醸造、東晨洋酒、白百合醸造、駒園ヴィンヤード、アルプスワインが参加し、多くのワインファンが訪れていました。飲食エリアには、ジビエ、フルーツ、卵、牛乳、あけぼの大豆などの山梨食材だけでなく、クラフトジン、燻製、味噌湯など多彩なブースが並び、秋空のここちよい陽射しの下で、家族連れやカップルが穏やかな時間を楽しんでいました。
■WORKSHOP
イベントでは8つのワークショップも開催。ハロウィンでお馴染みのかぼちゃのジャックオランタンづくりは家族連れに大人気で、子どもから大人まで夢中になってかぼちゃのお化けづくりを楽しんでいました。狩猟の罠かけ体験では、全国の山で起きている獣害の課題などをレクチャーしてから罠かけを実践。実際に挑戦してみて驚きの声があがるなど、普段見ることのないシーンに参加者は興味津々でした。
■ACTIVITY
会場に隣接する西湖では、わかさぎ釣り体験と、湖上でのおやつタイムを開催。秋の湖ならではのわかさぎ釣りには朝から多くの参加者が集まり、釣れたわかさぎは広場で調理をして味わいました。湖上でのおやつタイムは、足漕ぎカヤック「HOBIE」に乗って湖上散歩を楽しみながらおだやかな非日常時間を過ごせるアクティビティ。アミューズでは、西湖を舞台に様々なアクティビティを展開しており、HOBIEは今後も継続して楽しめます。
詳細:https://hobiejapan.com/kayaking-rental-tour/saiko/
■TALK EVENT
28日は、北杜市の「株式会社ファーマン井上農場」井上能孝氏のトークショーが実現。埼玉県所沢市出身の井上氏が、北杜市での新規就農に至った経緯や有機農業との出会い、テレビ番組「有吉ゼミ」への出演にまつわるエピソードなども話してくださいました。トークの合間には、有吉ゼミの担当ディレクターも飛び入り参加するなど、終始なごやかな時間となりました。井上氏は「西湖にアミューズさんがやって来たことはとても嬉しい。アミューズの新部署「Life Lab.」は豊かさを再定義しようとしていて、それは自分たちのような一次産業も同じ命題を背負っている。肩書きや住まいに関わらず、楽しいと感じられることを一緒にやっていけたらと思う。」と締めくくりました。
■PREMIUM DINNER
夜には両日とも、ワイン生産者とともにテーブルを囲むプレミアムなディナーを開催しました。シェフは世界的レストランガイドブック「ゴ・エ・ミヨ」掲載シェフである豊島雅也氏(TOYOSHIMA・山梨)と鈴木琢氏(aru・愛知)がつとめ、2日間限りの特別な空間をしつらえました。このディナーは今年4月に香川県を舞台に開催した「シェフズコラボレーションダイニング」の第2弾でもあります。山梨県内ワイナリー7社から至極のワインをセレクトし、通常は料理に合わせてワインをペアリングしていくのに対し、今回はワインに合わせてスペシャリテを提供していくという趣向で、料理の合間には各ワイナリーが醸造のストーリーや裏話を紹介するなど、ワイナリーとシェフがともに主役となる特別な会となりました。参加者からは山梨ワインや食材の美味しさへの驚きの声があがり、参加者同士の交流も弾んでいました。コースの最後には参加したワイナリーを代表して、「世界には美味しいワインがたくさんありますが、山梨のワインもまだまだ魅力的なワインがたくさんありますし、醸造の技術もあがっています。これからも山梨のワインをよろしくお願いします。」と挨拶があり、大きな歓声と拍手があがりました。
主催者コメント
株式会社アミューズでは、2021年から山梨県内での活動を開始し、山梨のもつ多くの魅力と生産者の皆様の努力とレベルの高さを実感しました。そこで、県内外のもっと多くの方に山梨の地域資源を知っていただきたいという思いがあったことと、これまで直接つながる機会の少なかった生産者さんともダイレクトにコミュニケーションを持ち、生産者同士にもつながりが広がっていくという場をプロデュースしたいと考え、今回のイベントを企画しました。西湖という遠方にも関わらず、のべ700人もの方に足を運んでいただき感謝申し上げます。たくさんの笑顔が見られてとても充実した2日間でした。出店者様同士の繋がりも生まれたようで、開催の意義をあらためて実感することができました。今年は新部署として「Life Lab.」も立ち上がったことで、山梨におけるプロジェクトもますます加速させていく予定です。今回の収穫祭を皮切りに、山梨の生産者や事業者様と手を取り合って山梨の魅力を発信することを目指していきます。(株式会社アミューズ Life Lab.部長 横田壮洋)
「生き抜く力」をプロデュースする、アミューズの新部署「Life Lab.」始動
株式会社アミューズは、2022年山梨県・富士山麓に新本社 「アミューズ ヴィレッジ」をオープンし、「UPCYCLE LIFE」をコンセプトに、”心身の浄化””原点への回帰””自然との共生””常時接続からの解放”を通じて、新時代の文化を世界へ発信することを目指して、山梨の地域資産を活用したアドベンチャー・ライフカルチャー事業を開始しました。企業理念に掲げる「感動だけが、人の心を撃ち抜ける」の言葉どおり、社員自らが地域資産の生産、加工、販売などを実践することで、山梨の魅力を再確認し、今後も真摯にかつダイナミックに取り組みを加速させることで新たな感動を作っていきます。今年は新部署「Life Lab.」を立ち上げ、部員自らが畑を耕し野菜やフルーツの生産・収穫、鹿や猪など害獣の狩猟活動、調理まで行うなど、自然の中での暮らしを実践しながら、地域資産の活用をアミューズ独自の切り口で目指していきます。今回の「SAIKO HARVEST FESTA ~西湖収穫祭~」を起点として、これからも様々な地域資産や生産者の方々と繋がっていきながら、予測困難なこれからの時代を「生き抜く力」をプロデュースすることをミッションとし、様々な事業を展開してまいります。
アミューズ 「LifeLab.」関連の経緯
2021年 7月 西湖のほとりにクラムチャウダー専門店「CALIN CHOWDER」オープン(現在はFUJI GATEWAYに移転)
2022年 6月 サスティナブルせレクトショップ「PLANET&ME」オープン
2022年 10月 新本社「アミューズ ヴィレッジ」オープン
2023年 4月 「Life Lab.」発足
「シェフズコラボレーションダイニング」第1弾開催
7月 北杜市契約農園にて果樹栽培開始
10月 体験型ツアーイベント under the tree club「DOWN TO EARTH」開催
10月 「SAIKO HARVEST FESTA ~西湖収穫祭~」開催
これからの飲食を起点とした「Life Lab.」の事業
1.新レストランの開業を含む飲食事業
2024年夏頃、西湖に新レストランを開業予定です。メインシェフには「TOYOSHIMA」のオーナーシェフ豊島雅也氏をお迎えする。
世界遺産 富士山麓 西湖の自然に囲まれた「奥・山梨料理」をコンセプトとし、稀有な自然で育まれた食材を使った新ジャンルのキュイジーヌを提供予定。
豊島シェフ独自のコアな山梨ネットワークを活かした、ここでしか味わえない料理・体験を提供しつつ、既存の料理の枠に捉われず山梨の食材・植物・動物などを使った様々な発見・料理が生まれるラボの側面も持ち合わす。且つ、シェフ同士の情報交換やコラボレーションの場であり、シェフと生産者・加工技術・販売者のマッチングの場でもある施設となる予定。
豊島雅也
1984年静岡県⽣まれ。20歳より料理の道に進み、静岡・愛知のホテルメインダイニングでの修⾏を経て軽井沢の星野リゾートに⼊社。「ユカワタン」にてスーシェフを勤める。2015年「星のや富⼠」⽴ち上げのため富⼠河⼝湖町に赴任。狩猟に魅了され、2017年独⽴し「TOYOSHIMA」開業。狩猟、養蜂、農業、キノコや山菜採取、ハーブ育成に取り組み、2021年・2023年「ゴ・エ・ミヨ」3トック受賞、2022年「ゴ・エ・ミヨ」3トックテロワール賞受賞。
2023年度農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」ブロンズ賞受賞。
フランス料理の技術で⽫に表現する「富⼠⼭麓ガストロノミー」が話題を呼んでいる。
2.「生き抜く力を学ぶ」をコンセプトにした体験事業
農業、養蜂、狩猟、食育、加工品製造などの第一次産業・自然を舞台に「生き抜く力」身につける目的を設定した、体験型ツアーの創出を予定しています。
3.山梨の地域食材や加工品を販売する物販事業
上記1・2を含む様々な取り組みを通じて生まれる加工品や商品を「PLANET&ME」や「FUJI GATEWAY」などの既存店舗とも連携すると共に、サブスク制度や通信販売による商品販売も拡充予定しています。