■怖さも表現した8年目のピースユニフォーム
被爆70年となる2015年に、ヒュンメルは当時ユニフォームサプライヤーだったV・ファーレン長崎と平和を祈念するユニフォームを発表して以来、スポーツを通して平和を考えるピースユニフォームをつくり続け、今年で8年目になります。
広島県選抜と長崎県選抜の2つのユニフォームは、過去2回のピースマッチと同様の考え方でデザイン。広島のユニフォームの前面には原爆ドーム、背面には平和祈念像を、長崎のユニフォーム前面には平和祈念像、背面には原爆ドームを配置。被爆地である広島県と長崎県が、同じ「核兵器のない世界」というゴールに向かって歩みを続けてきたことを受け、広島は長崎の、長崎は広島の平和への願いを背負うデザインに。
今回のユニフォームは、シャツ前面に太さの異なる斜線を複数入れることで、原爆の爆発後に降った強い放射能を持つ「黒い雨」を表現。合わせて、広島は午前8時15分、長崎は午前11時2分の被爆時間を示した時計をイラストで入れました。世界では緊迫した情勢が続いていますが、原子爆弾が爆発する瞬間が再び訪れることのないように、世界を一変させる恐ろしさを思い出し、平和を祈念する強い想いを込めています。
■スポーツのできる平和
ピースマッチを含めた4大会に参加する26チームの選手は、試合の合間に、原爆ドームや広島平和記念資料館を訪問したり、碑巡りを行うなど、平和学習を行います。今大会の発起人でもある松井一實広島市長は、7月25日の会見で、「目標を決めて実現しようという、人間にしかできない生き方を実践し、楽しむ中で平和のありがたさを実感してほしい」と選手への期待を口にしました。
↑写真前列左から、広島県サッカー協会 古田篤良 会長、広島市 松井一實 市長。後列左から、広島県サッカー協会 宗政潤一郎 副会長、株式会社エスエスケイ 佐々木恭一 社長、株式会社バルコム 山坂哲郎 社長、株式会社ミカサ 佐伯祐二 社長、国連訓練調査研究所ユニタール 持続可能な繁栄局 島津準子 氏
ヒュンメルを日本で展開する株式会社エスエスケイの代表取締役社長・佐々木恭一は、「昨年と今年では世界の平和情勢が大きく変わりました。今大会では、未来を担う若者たちが、平和を願ったユニフォームでプレーする姿を通して、スポーツのできる平和の尊さを改めて実感し、かみしめることができればと思っています」と話しました。
■ピースマッチスケジュール
「HiFA 平和祈念 2022 Balcom BMW」は、U-15男子によるピースマッチに、U-18男子とU-15女子、U-12の3つの大会を加え、サッカーを通して広島から平和の尊さを発信します。
今回発表したピースユニフォームを着用するのは、ピースマッチの2チーム(広島県選抜U-15、長崎県選抜U-15)に加えて、広島県選抜U-18、広島県選抜女子U-15、広島県選抜U-12の合計5チーム。ピースマッチは、8月7日の16時より、広島広域公園第一球技場で開催します。
■ヒュンメルについて
デンマークのスポーツブランド「hummel(ヒュンメル)」は、世界で初めてスタッド付きスパイクを開発し、1923年に誕生。革靴でサッカーをしていた当時、真っ平らな靴底にスタッドを付け、グリップ力の飛躍的向上をもたらし、今までできなかったプレーを可能にしました。そこで重過ぎるために理論上飛べないとされるマルハナバチ(ドイツ語でhummel)が努力を重ねて飛べるようになったという逸話を重ね合わせ、ブランドネーム&ロゴに採用。100年におよぶ歴史を経て、現在は“Change the World Through Sport.”(スポーツを通して世界を変える)をミッションに、独自のブランドストーリーを展開。新しいチャレンジを続けています。
【OFFICIAL WEBSITE】http://hummel.co.jp/
【OFFICIAL ONLINE STORE】https://www.sskstores.jp/hummel/sports/