「イノベーションの競争戦略」は、ボストン・コンサルティング・グループ日本代表や、早稲田大学ビジネススクール教授を歴任された内田和成氏が、研究会のメンバーと共にイノベーションの本質を2年にわたって研究してきた成果を凝縮した書籍です。顧客の行動を引き起こし、市場における優位性を築くイノベーションの競争戦略のメカニズムを明らかにすることにフォーカスを当てた内容で、顧客時間代表の岩井は、早稲田大学ビジネススクール内田ゼミの出身でもあり、共著者の一人として本著の執筆を担当しました。
日本マーケティング学会員の方々が、マーケティング理論や実践の普及に推薦する書籍を毎年選出する同賞では、顧客時間の共同CEO 奥谷孝司と岩井琢磨の共著「世界最先端のマーケティング 顧客とつながる企業のチャネルシフト戦略」(日経BP)が2018年に、「マーケティングの新しい基本 顧客とつながる時代の4P×エンゲージメント」(日経BP)が2022年に準大賞を受賞しています。今年は、56作品の対象書籍の中から学会員の方々の1次投票で8作品がノミネートされ、2次投票の結果、大賞・準大賞が決定しました。
本著は、イノベーションの加速ドライバーである「社会構造」「技術革新」「心理変化」の3つの要因を「イノベーションのトライアングル」として示し、国内外の多様な企業事例からイノベーションの在り方を紐解く、事業開発、事業改革、マーケティング等に関わる多くの皆さまにご覧いただきたい一冊です。また、本著で示された視座を基に、内田氏と岩井でイノベーションの思考法をさらに深掘りする日経クロストレンドの連載「内田和成の緊急提言」も、ぜひあわせてお読みください。
【イノベーションの競争戦略: 優れたイノベーターは0→1か? 横取りか?】
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出版社:東洋経済新報社
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定価:1,980円(税込)
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発売日:2022年4月8日(金)
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Amazon商品ページ https://www.amazon.co.jp/dp/4492534490
【編著者プロフィール】
内田 和成
東京大学工学部卒業。慶應義塾大学大学院経営学修士(MBA)。日本航空を経て、1985年ボストン コンサルティング グループ(BCG)入社。2000年6月から2004年12月までBCG日本代表。2006年には「世界の有力コンサルタント25人」(米コンサルティング・マガジン)に選出された。2006年より2022年3月まで早稲田大学教授。ビジネススクールで競争戦略論やリーダーシップ論を教えるほか、エグゼクティブ・プログラムでの講義や企業のリーダーシップ・トレーニングも行なう。著書に『仮説思考』『論点思考』『右脳思考』『右脳思考を鍛える』(以上、東洋経済新報社)、『ゲーム・チェンジャーの競争戦略』(編著)『異業種競争戦略』『リーダーの戦い方』(以上、日本経済新聞出版社)などがある。
【日本マーケティング本 大賞2023について】
対象:
2022年4月1日から2023年3月31日までに日本で刊行(奥付の日付)された、マーケティング関連のオリジナル書籍(テキストおよび電子書籍を含む、翻訳を除く)
審査方法:
・1次投票として、学会員は一人1~3作品を投票
・1次投票の投票数上位10作品をノミネート本として発表
・2次投票として、学会員はノミネート作品の中から、上位1~3作品を選び専用フォームにて、順位をつけて投票および推薦コメントを記述
・2次投票の投票数上位より、大賞作品を決定
・マーケティングカンファレンスにて、結果発表、大賞・準大賞(ベスト3)の授賞式
URL http://www.j-mac.or.jp/bookaward/
【内田和成の緊急提言】
連載媒体: 日経クロストレンド
著者: 内田和成、岩井琢磨
概要: 「日本企業はイノベーションを起こせない」と言われて久しい。その要因はイノベーションの定義を誤って理解しているからである。本連載は数多くの企業の経営者と向き合い、日本企業の経営を研究してきた、元ボストン コンサルティング グループ日本代表で、早稲田大学名誉教授の内田和成氏が緊急提言として、イノベーションの新しい解釈と日本企業への処方箋を提言していく。
URL: https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00679/
【会社概要】
株式会社顧客時間
本社所在地: 大阪府大阪市北区中之島2-2-7
共同CEO 代表取締役: 岩井琢磨
共同CEO 取締役: 奥谷孝司
主な事業内容: チャネル開発やチャネル変革を、DX、D2C、OMOなどの領域で独自メソッドを軸に開発+設計+実装支援。伴走型のマーケティングコンサルティング、事業変革や事業開発実現に向けた社内意識醸成のための講演やワークショプ等のサービスも提供。
URL: https://www.kokyaku.co.jp