本活動は、不要になった衣類や服飾雑貨の専用回収キットを購入することで、「認定NPO法人世界の子どもにワクチンを 日本委員会(JCV)」を通じて、ポリオワクチンを途上国の子どもたちに贈る取り組みです。回収された衣類や服飾雑貨は再利用される他、回収・輸出・販売の過程で新しい雇用を生んでいます。これらはSDGsの17の目標のうち、9つのゴールに該当する社会貢献活動であることに賛同し、企業・団体向けの「まごころプロジェクト(Bプラン:専用回収キット100)」に参加する運びとなりました。
■きっかけは、制服から私服への切り替え
全国に33ヵ所ある営業拠点で、事務職の服装が私服に切り替えるにあたり、制服が不要になりました。活用方法が決まっていないことを知った横浜営業所の社員が、『制服を有効活用して何かできないか?』と考え、以前より知っていた「古着deワクチン」の活動を会社へ提案。
OSPグループは、サステナビリティの方針を掲げてSDGsに取り組んでいることもあり、参加が決定しました。500名分のワクチンを贈ると同時に、衣類などを回収することにより、社員のSDGs意識向上も図ります。
■衣類や服飾雑貨を通じてつながるSDGsの輪
回収専用キットを購入して不要になった衣類や服飾雑貨を発送する取り組みは、キット購入によりポリオワクチンを贈るほか、衣類や服飾雑貨が途上国でリユースされるまでの過程において、社会で多くの方々のつながりを生みます。回収された衣類の選別作業や輸出業務、世界各地での販売では新しい雇用を生み、衣類はサステナブルな活用により脱炭素に貢献。キットは全国の福祉作業所にて製造を依頼、デザインについては、障がい者アーティストや団体の作品を採用することで芸術活動の支援など、一つひとつがつながり、SDGsの9つのゴールに貢献しています。
■OSPグループのサステナビリティ
OSPグループは、さまざまな社会環境の変化に対応し、社会課題の解決と事業活動の両立を図ることで持続可能な社会の実現を目指す、「サステナブル経営」を行っています。事業活動を通じて経済と社会と環境の調和を目指し、下記の通りサステナビリティに関する4つの方針、①環境、②お客様、③社会・地域貢献、④人財活躍・育成を掲げてSDGsに取り組んでいます。本件は、③社会・地域貢献の「SDGs活動を積極的に行い、働きがいと成長の調和を進める」取り組みの一環です。
サステナビリティに関する方針
①環境
1.温室効果ガス削減に向けた重点項目と目標値を掲げ、活動を実践する。
2.業務を合理化し、資源エネルギー使用量の抑制や材料ロスを削減する。
3.プラスチック使用量の削減について、削減に向けた商品開発の取り組みとプロセスの改善を図る。
②お客様
1.人々の生活や心を豊かにすることに貢献する事業活動を展開する。
2.事業継続のために活発な運用を行い、特に演習は計画・検証・評価のサイクルを回す。
3.事業影響度分析を行い、経営資源の最適化を進める。
③社会・地域貢献
1.材料やプロセスをレビューし、フードコンタクトに配慮した製品を製造・供給する。
2.SDGs活動を積極的に行い、働き甲斐と成長の調和を進める。
④人財活躍・育成
1.働き方の多様性や女性・高齢者・障がい者の活躍を考慮し、従業員が働き易い環境を提供する。
2.SDGsを含め、高い専門性を身につけるための教育訓練を行う。
【大阪シーリング印刷 会社概要】
社名 :大阪シーリング印刷株式会社
所在地 :大阪府大阪市天王寺区小橋町1-8
代表者 :松口 正
創業 :1927年
事業内容:シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージの製造・販売およびラベリングシステムの販売
【OSPホールディングス 会社概要】
社名 :株式会社OSPホールディングス
所在地 :大阪府大阪市天王寺区味原本町6-8
代表者 :松口 正
設立 :1969年
事業内容:当該企業グループの経営企画・管理並びにそれらに付帯する業務
URL : https://www.osp-holdings.co.jp/
OSPグループは、1927年に創業した計15社(国内9社・海外6社)を展開する総合パッケージ企業で、食品流通を主とした社会インフラの使命を果たすために全国18ヵ所に生産拠点を置いています。創業以来、顧客ニーズや社会環境など時代の変化に対応して事業範囲を拡大してまいりました。現在では、シール・ラベル、フィルム、紙器パッケージ、販促物の企画・デザイン、製造、パッケージを通じて、社会とお客さまの生活を豊かにする製品やサービスを提供しています。また、高品質かつ安定供給を実現するために、グループ内で資材調達、シール・ラベルの印刷用原紙や印刷周辺機器の開発・製造、ラベリングシステムの設計、研究開発に至るまで多岐にわたり展開しています。