Steve* inc.は盛岡バスセンター内のサイン計画をはじめ、同施設内に新設されたHOTEL MAZARIUMのロゴをはじめとしたブランディング設計を担当しました。
■盛岡バスセンターについて
盛岡バスセンターは、「人と地域の魅力を繋ぐローカルハブ」をコンセプトに、バス路線で地域を繋いできた歴史や結びつきを活かし、人だけでなく地域の魅力を繋ぐ結節点「ローカルハブ」を目指して公民連携によって整備されました。
盛岡市が所有する公共交通結節点としてのバスターミナルと、盛岡ローカルハブ㈱が所有する宿泊施設、温浴施設、盛岡ならではの食を楽しむことができるフードホールなどを民間主導の公民連携事業として一体で整備・運営する、盛岡のローカルな魅力を滞在しながら体験できる施設となっています。
公式サイト:https://morioka-buscenter.jp/
■「HOTEL MAZARIUM」について
同時に誕生しました。領域概念を超えてものづくりに取り組む設計事務所 株式会社ワークヴィジョンズ(本社:東京都品川区)による全体コンセプトと建築設計のもと、アートワークは福祉を起点に新たな文化を創ることを目指す福祉実験ユニット、へラルボニーがプロデュース。全34客室のうち8部屋をヘラルボニーアートルームとして、岩手県在住の知的障がいのあるアーティスト8名の作品で空間を演出しています。その他、本格的なフィンランド式サウナが楽しめるKANAN SPAや、世界的ジャズピアニスト穐吉敏子ジャズミュージアムや、ジャズを楽しめるラウンジとカフェ・バーも併設しています。
Steve* inc.では「まざる、うむ、はじまりのホテル」をコンセプトに、ホテル内の施設を巡ることでさまざまな価値観が混ざり合い、新しい可能性を生むというそのコンセプト自体を、人が歩く軌跡で施設の輪郭全体が見えてくるというロゴで表現。その他サイン計画など、さまざまな価値を緩やかに繋いでいくブランディング企画とデザインを担当しました。
■グッドデザイン賞受賞ポイント/審査員コメント
盛岡市の中心市街地に、楽しいおもちゃ箱のような空間が登場した。敷地のほとんどをバスセンターが占めるため、商業空間は驚くほど狭小だが、街路と一体化して実に楽しい空間になっている。市民の日常利用は早速根付いており、建物は周辺の商店街に滲み出し、既に一体化している。計画・設計のみならず、公民連携の仕組みも含めて今後のモデルとして高く評価されるべきだ。
■Steve* inc.代表取締役社長 太田伸志(おおたしんじ)コメント
今回は、ホテルの顔であるロゴを単なるマークとして捉えるのではなく、館内を巡るお客様の軌跡で形づくられていくというアイデアを採用していただきました。繊細な線で構成されていながらも、一歩一歩プロジェクトを実現するまでに至ったみなさまの軌跡も同時に形にしたような、力強いロゴになったのではないでしょうか。
都市計画、建築、アート、音楽、料理。さまざまな領域を超えて、各ジャンルのプロフェッショナルが一つの想いで繋がるプロジェクトは今後も増えていくと思います。それらを繋ぎ合わせて世の中と繋げていく重要な役目が「ブランディング」。これからもSteve* inc.では、さまざまな人の想いを繋いでいく仕事を、一つひとつ形にしていきたいと思います。
■株式会社スティーブアスタリスク 会社概要
ブランディングや商品開発を、その瞬間だけではなく「未来にどのような影響を与えるか」を考えてお客様と共に併走することを目指すクリエイティブカンパニー。CI/VI開発からWebサイトや名刺・グッズなどのプロジェクト立ち上げに必要な制作物もワークショップを含めたコンサルティングから関与。時代の潮流を研究し続け、長期的な企業成長を共に考えるクリエイティブパートナーとして、多くのお客様から信頼を得ています。
音楽レーベル「Steve* Music」空間デザインレーベル「Steve* House」も展開しながら、2021年からはPRのあたらしい形を探求するPRレーベル「Steve* P.R.」も創設。
代表者:代表取締役社長 太田伸志 資本金:¥10,000,000 人数:約25名(役員・顧問含む)
事業内容:企業や商品、または地域などのブランディングに必要なクリエイティブの開発
URL: https://steveinc.jp/
Steve* TOKYO OFFIFE:東京都港区麻布十番2丁目20-7麻布十番高木ビル 5F
Steve* CREATIVE LOUNGE:山形県山形市本町1-5-19 やまがたクリエイティブシティセンターQ1 3-D