SEA/Jは、2002年に国内初のセキュリティ資格認定団体として設立以来、セキュリティ教育の重要性をテーマに活動を続けています。近年、経済社会のデジタル化により、あらゆる職務においてサイバーセキュリティリスクへの理解が求められるようになりました。特に、ITを学ぶ学生がセキュリティの素養を備えた人材として社会に貢献することが重要です。そのためには、座学中心になりがちなセキュリティ学習に対して、実践的なチャレンジをしていくCTFは非常に有効な学習方法です。また、セキュリティに興味を深める切っ掛けとしても最適な場となります。SEA/Jは、学生の成長とセキュリティスキルの育成を目指し、アカデミー認定校への支援として「SEA/J CTF for Students 2023」を開催し、開催レポートを公開しました。詳細はホームページをご覧ください。
https://www.sea-j.net/partner-CTF2023report
(※1)CTF:「Capture The Flag」の略称、情報セキュリティに関連する問題を解きポイントを獲得する競技性のあるゲーム
SEA/J CTF for Students 2023は、第一回目として8月9日に行われました。今後、毎年実施していく予定です。
当日は、10時~17時の7時間という長丁場で、27チーム92名の学生たちが白熱した戦いを繰り広げました。
ジョパディと呼ばれるクイズ形式のCTFで、問題は初心者向けから中級者向けを揃え、チーム制(4人上限)で競いました。尚、クラウド上にセットされた競技サーバによるリモート形式での開催です。
-
競技結果
優勝は新潟情報専門学校の「かんだぐみ」チームでした。全員がバランスよく得点を獲得しておりチームプレーによって優勝を勝ち取りました。作問者特別賞は、高得点の2問を唯一正解した北海道情報専門学校の「ツンドラ」チームが受賞しました。
優勝チーム「かんだぐみ」のインタビューレポートはホームページからご覧いただけます。
https://www.sea-j.net/partner-ctf2023interview
参加者の中には、1人単独チームでの参加やIT以外の専攻の学生もおり、また、95%の学生がCTF初参加だったにも関わらず、各チームとも主催者の予想以上に正解を積み上げて善戦しました。
本大会の結果は、学生の理解度や学習進度の参考にもなるように参加チームの先生方に共有し、今後の学習に活かされます。
下記は運営管理者画面の抜粋で、先生方へ提供した結果分析の一例です。
-
参加者アンケート結果
参加した学生からは、「難しかったけれども楽しかった」という声や、「CTFは参加して自分自身のスキルアップに役立った」という声が多く寄せられました。また、「作問にも参加してみたい」という意欲的な声もあり、CTF大会は学生たちの更なる成長を目指すモチベーションに寄与しました。
以下は参加者アンケートの抜粋です。詳細はホームページ「SEA/J CTF for Students 2023開催レポート」をご覧ください。
https://www.sea-j.net/partner-CTF2023report
-
SEA/Jアカデミー認定校を募集中!!
来年度に向けて、アカデミー認定校(主に専門学校)を募集しています。
SEA/Jは、学校現場における教育コンテンツ不足を解決するための補助教材の開発や、先生方のスキルアップのための勉強会開催など、下記のさまざまなアプローチで先生方をサポートしていきます。
今後も他の資格運営団体では難しい、きめ細かな支援を拡充していく予定です。この機会にアカデミー認定校への参加をご検討ください。
-
【本リリースに関するお問い合わせ先】
一般社団法人 セキュリティ・エデュケーション・アライアンス・ジャパン(SEA/J)
事務局:東京都港区赤坂4-6-3 シャトー佐和ビル305
E-Mail:seajinfo@sea-j.net TEL:03-4500-9500