これまで大型発電機を現場に設置する場合、ラフタークレーン[※1](50t~80t程度の使用頻度が高い)を使い揚重[※2]作業を行ってきましたが、狭い場所や低い天井の屋内へは設置が出来ませんでした。また、ラフタークレーンの特車申請[※3]に時間がかかり、すぐに申請許可が下りないなど、緊急を要する案件に対応出来ないという事象も発生していました。
今回の「発電機用可搬式ジャッキ装置」は、スペースの限られた現場や低い天井の屋内に、大型発電機を素早く設置できるアクティオオリジナルの製品として開発しました。発電機の4つ角にアタッチメントを取り付け、ジャッキ装置に固定、トラックの荷台より直接アウトリガーを張り出し、油圧ユニットから油圧ホースをジャッキ装置に接続してジャッキの昇降を行なう自揚可能な構造としました。最大で1,100kVAの発電機を降ろすことが可能となります。
アクティオは今後も「レンサルティング」のノウハウを活かし、生産性を向上させる製品やサービスを提供していきます。
[※1]ラフタークレーン:ラフテレーンクレーンとも呼ばれるクレーン車の一種。トラッククレーンよりもコンパクトで小回りが利き、一つのエンジンでブームと車両を駆動するため、運転席を変えることなく作業が可能
[※2]揚重:資材や重量物をクレーンやフォークリフトなどの機械を使って持ち上げる作業のこと
[※3]特車申請:特殊車両通行許可申請のこと
■「発電機用可搬式ジャッキ装置」特長
①トラックで大型発電機を降ろしたい場所まで移動可能
②ラフタークレーンが操作できない狭い空間や低い天井といった狭小スペースでも設置が可能
③「特殊車両通行許可」が必要なラフタークレーンを使用しないため、緊急な対応も可能
④1,100kVA以下の発電機を降ろすことが可能
■「発電機用可搬式ジャッキ装置」設置の様子
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社アクティオ エンジニアリング事業部 パワーシステム部
TEL:03-6666-2205