本事業は「小田原版 STEAM 教育」の確実な実施を目的とし、探究学習プログラムの改良、外部連携機能の強化、探究学習研究の高度化などを進めながら、より質の高い探究学習を市内全公立中学校で実施できる体制づくりを目指します。
そのために、令和5年度は株式会社CURIO SCHOOLが「職員研修・授業導入支援・共同研究への参加」を行いながら、探究学習実施のモデルケースづくりを行います。
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小田原版STEAM教育とは
総合的な学習の時間を軸として、郷土小田原をフィールドに、児童生徒が身近な実社会の諸問題と出会い、その問題の解決のために教科横断的な見方・考え方を働かせて探究し、創造的な活動を行うことで、よりよい社会を実現しようとする資質と能力を育てるものです。
<小田原版STEAM教育ついて>
https://www.city.odawara.kanagawa.jp/global-image/units/578842/1-20230419143918_b643f7e869f30d.pdf
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業務内容⑴ 職員研修
教員が課題発見・解決型学習を実践する際に必要な考え方や指導方法を習得するために、授業の進め方やカリキュラムの作り方等を研修します。対象者は、本施策に係るモデル校教員数名、および小田原版STEAM教育に関わる他校、教育委員会の数名、合わせて20名前後です。
研修は講義と演習を織り交ぜながら、短時間でのPBL実践やファシリテーション的な指導方法の理解をねらいます。
<研修内容>
① STEAM教育と探究学習の概略:探究学習の位置付けや教科学習との違いについて説明を受ける
② 探究学習の方法理解:実践を伴うワークショップ型で簡易プロジェクトを進める経験を積む
③ファシリテーションの理解:教科指導との違いや具体的な方法についてケーススタディを行う
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業務内容⑵ 授業導入支援
企業・団体等から出題される実社会の諸課題を切り取ったテーマに取り組むことや、その過程で基礎的な探究プロセスを習得することを通して、社会課題解決への経験と自信を得ることを目的とした探究授業を実施します。
<支援内容>
先生方が授業を実施するにあたり、以下の支援を行います。
①授業検討支援:先生方の授業計画をサポートするために、授業検討段階よりフォローする
②授業実施支援:先生方の探究授業実施の際に、授業補助者として支援する
③授業事後支援:全ての探究学習授業終了後、弊社スタッフがサポートしつつ本年度の成果と次年度へ
の課題を整理する
④企業・団体等との外部連携支援:プロジェクトに協力する企業や団体との調整を行う
⑤モデル授業実施:弊社ファシリテーターがモデル校生徒に対して、探究学習のモデル授業を行う
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業務内容⑶ 共同研究への参加
小田原市内の先生方が行なっている共同研究へ弊社が参加することを通して、情報共有を促進するとともに、長期的な探究学習の発展をねらいます。実践事例の共有による探究学習研究の活性化を図り、探究学習の実践に対して細やかなフィードバックをしていきます。
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株式会社CURIO SCHOOLについて
「自ら考え、価値を創造する人を育てる」をビジョンに、小学生・中高生・大学生・企業等を対象にデザイン思考をベースとした教育プログラムや事業開発の支援を行っています。学校現場と社会・企業を結び付けた探究学習により生徒の問題発見・解決スキルを高め、社会の中で新たな価値を生み出すことができる力を育む様々なプログラムを企画しています。
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デザイン思考について
デザイン思考とは、身近な人や事象から仮説を考え、試行錯誤を通じて仮説を生成、検証していく考え方です。 不確実性が高いことに対して、頭でっかちにならずにまずは創りながら考えることでその分野に対する理解を深めます。 昨今ではビジネスだけではなく、教育分野でも取り入れられている考え方です。
「探究学習における課題解決の型」としてのデザイン思考を確実に身につけることで、多様な分野の学習に活用することができます。
本件に関するお問い合わせ
株式会社CURIO SCHOOL
Email:school@curioschool.com
探究プログラム:https://mono-coto-program.com/