一般社団法人フェーズフリー協会佐藤唯行氏ご登壇/チダラボ・リベラルアーツプログラム防災特別授業「フェーズフリーと新しい防災~ダメージをダメージのままにしない社会へ~」を開催します

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特定非営利活動法人チダラボは,チダラボ・リベラルアーツプログラム2023の単元として標記特別授業を開催いたします。講師に一般社団法人フェーズフリー協会代表理事佐藤唯行氏を迎え、「フェーズフリー」の概念や,その上で「命を生き切る」「私達はいかに生きていくか」という普遍のテーマについて,双方向のハイブリッド授業を日比谷図書文化館地下大ホール及びバーチャルキャンパス「チダラボ・リカレント市民大学」で同時開催。学生とそのご家族は参加費無料です。ぜひご参加をご検討ください。
     【イベント詳細ページ】https://bousai-chidalabo.peatix.com

チダラボ・リベラルアーツPRG2023では「今を生きる」「いかに生きるか」をテーマに授業をしています
チダラボは義務教育の外にある「生きるちからと心を支えて人生を豊かにする学び」をリベラルアーツの定義としてプログラムを組んでいます。法律や哲学・倫理学・芸術など幅広い単元に共通するプログラムのテーマは「私たちはいかに生きるか」。
そして,「フェーズフリー」とは日常と非常時という2つのフェーズをフリーにするという発想で,有事の備えを日常使いするものづくりはもちろん,都市計画や行政の基本計画にも採用されるなど,今,官公庁からも注目されている概念です。

例えば,防災のフェーズフリーであれば普段使っている布のトートバックが有事の際には給水車から水を汲む入れ物として使えればとてもありがたいですよね。また,ノートパソコンのナイロンケースが防災ヘルメットとして使えるものだったら出先で被災しても即応できると思いませんか?

非常時でも役に立つこれらの品物を日常生活に取り入れることで,狭い日本でも普段から防災への備えができるという画期的な考え方であるフェーズフリー。なにより,このような発想の転換や多彩な着眼点を持つことでインシデントに即応できる力が得られ,それが折れにくい心(レジリエンス)やダメージをダメージのままにしないという精神性の獲得につながるのではないでしょうか。

被災から時間が経てば記憶が薄れるのは当然で,人によっては早く忘れたいことでもあるでしょう。しかし,被災は悲惨さだけではなく,命の尊さに真摯に向き合う機会でもありました。コミュニティの団結により,避難した全員が津波被災から生還した人々の姿勢などから学ぶことはとても多いと思われます。それを振り返り学ぶことで,初めて私たちはダメージから立ち上がり,前に進むことができるのではないかと感じています。その東北の強靭なレジリエンスも時代の財産として改めて伝えていきたいことです。

チダラボの防災の単元では,オンライン見学・震災遺構仙台市立荒浜小学校VRツアー(9月16日㈯10:00-12:00)により,避難した人達全員が生還した津波被災地の小学校跡から「どんな大災害があっても,私たちは共に学び・生きていく」という発信をし,翌週,本特別授業を開催します。
私たちはこの一連の防災単元で,新たな概念を取り入れて多角性に満ちた発想で防災策を考えること,つまり人のつながりを含めた既存の社会資源をフェーズフリー化することでさらに有効活用するということと,たとえ甚大な被災をしたとしてもひたむきに生きていくことで人生の答えを見つけられるという2点の気づきを獲得したいと考えています。 

チダラボ・リベラルアーツPRG2023「フェーズフリーと新しい防災」ハイブリッド特別授業について
【開催概要】

イベント名:チダラボ・リベラルアーツPRG2023「フェーズフリーと新しい防災~ダメージをダメージのままにしない防災~」
開催日時:2023年9月23日(土)10:30~12:00
開催場所:①現地参加

     〒100-0012東京都千代田区日比谷公園1-4

     日比谷図書文化館地下コンベンションホール(大ホール)
    :②バーチャルキャンパス「チダラボ・リカレント市民大学」でのハイブリッド講座(ホワイトボード機能で双方向のオンライン授業を展開。アバターでキャンパスにログインするだけの手軽なメタバースキャンパスです)
参加費:現地参加&オンライン参加共通(資料2冊を進呈)
      学生及びそのご家族:無料
      一般:1500円
定員:100名
主催:特定非営利活動法人チダラボ
     公益財団法人日本フィランソロピック財団 第2回「青少年自己探求支援基金」助成事業
後援:早稲田大学社会安全政策研究所
詳細:https://chidalabo.com/liberal

【プログラム】
10:00〜 オンライン会場オープニング
10:30〜 日比谷図書文化館・授業スタート

大ホール会場とバーチャルキャンパスを繋いで,同時進行・双方向の授業を展開します。会場にPCを持ち込んでバーチャルキャンパスにログインしても構いません。
11:50~ クロージング
※プログラムの内容は予告なく変更となる可能性がございます。

【お申し込み方法】
イベント詳細ページ(https://bousai-chidalabo.peatix.com)より必要事項を記入しお申し込みください。
お申し込み時にご登録いただいたメールアドレス宛に後日視聴用のURL又は会場地図等をお送りします。

トークセッション登壇者
佐藤 唯行氏 一般社団法人フェーズフリー協会代表理事

略歴
社会起業家/防災・危機管理・地域活性アドバイザー/フェーズフリーファウンダー
1971年生まれ。『災害軽減(防災)工学』専攻による工学修士(96年)。国内外で多くの社会基盤整備および災害復旧・復興事業を手掛ける。災害に関する研究活動を開始した大学4年生(93年)以来、世界中で様々な災害が同じように繰り返されてしまう現状を目の当たりにしてきた。その経験・研究に基づき、”防災”という価値を市民一人ひとりに持続的に届けるには公共のサービスや市民のボランティアだけではなく、ビジネスが必要であることを痛感。そこで防災を持続可能なビジネスとして多角的に展開、その一つとして世界ではじめてフェーズフリーを提唱し、その推進において根源的な役割を担っている。フェーズフリー協会、スペラディウス株式会社ほか十数団体の企業やNPOの代表を務める。

チダラボ・リベラルアーツPRGについて 

チダラボは,「多様な経験をすること」「五感で感じること」「深く思索すること」を目的に,社会学・哲学・芸術・デジタルアーツ・心理学・法学などの多分野の専門家とタッグを組み,能動的に学び自分の人生を自ら育てるちからを涵養するためのスチューデント・リベラルアーツプログラムをフルメタバースで開発しました。
このプログラムでは,多様な価値観や思索の感動を共有し,人々が自分自身を理解し,同時に新しい社会や価値観のあり方を誇りに思えるような教養の基礎となり得る多彩な分野の授業を提供しています。

特定非営利活動法人チダラボについて
【法人概要】
法人名:特定非営利活動法人チダラボ

本社所在地:東京都港区南青山2-2-15ウィン青山531
理事長:千田 早苗
事業内容:社会政策系シンクタンク・法学や心理学,哲学,芸術を中心としたリベラルアーツ教育プログラムをバーチャルキャンパスにおいて展開中。その他,主要研究として「詐欺予防及び財産犯被害者総合支援プロジェクト」などの刑事政策研究を継続中。
設立: 2019年4月1日

HP: https://chidalabo.com/

https://prtimes.jp/a/?f=d128223-2-d03ce193dbf704531cf47cd98090cebe.pdf

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