DegasのESGアドバイザーに、夫馬 賢治氏が就任

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Degas(デガス)株式会社 (本社:東京都渋谷区、代表取締役:牧浦土雅 以下、Degas)は、日本企業のサステナビリティ戦略の実行におけるDegas社プロダクトを進化させるため、ESGアドバイザーとしてサステナビリティ経営の第一人者である夫馬 賢治(ふま けんじ)氏が就任したことをお知らせいたします。夫馬氏のESG業界における知見と経験をもとに、”人々の生活を劇的に変える”というビジョンのもと、当社が培ってきた小規模農家の可視化と日本企業が抱えるサステナビリティ課題の解決に寄与してまいります。

■ESGアドバイザー就任の背景

当社は、サブサハラアフリカにおいて、自社開発したネイティブアプリと現地オペレーションを活かしたオンデマンドなデータ収集、AIを駆使した与信判断を用いて、これまで一般的な金融機関の融資対象にならなかったアフリカの小規模農家累計46,000軒にファイナンスを提供し、小規模農家の生産性と所得の向上を実現してまいりました。また、”アフリカから世界の脱炭素化に貢献する”という新たなミッションを掲げ、アフリカ最大規模でのリジェネラティブ農業(サステナブル農業)を実施中。農業・土壌経由での二酸化炭素の隔離と、投下肥料量の削減に挑戦しています。

昨今の世界的潮流、機関投資家の大手企業へのサステナビリティ経営に対するプレッシャーに伴い、日本でも飲食やアパレル中心とした大手企業が、ESG、特にサプライチェーン最上流の小規模農家への可視化・トレーサビリティ実現にリソースを割いています。

そんな中、世界最大の食品・飲料会社を顧客として抱えるDegas社は、小規模農家の生産性と所得向上にとどまらず、どういったプロフィール(本人確認情報、教育水準、居住環境等)を持つ農家がいつどこで何を生産し、どのルートでサプライチェーンをたどっていったのかという情報を、自社開発したアプリとQRタグ、形式化されたオペレーションを駆使し、モニタリング。完全なるトレーサビリティを実現してまいりました。

夫馬氏のESGアドバイザー就任に際し、同プロダクトをさらに多くの大手企業へ展開し、日本のサステナビリティ経営の加速化に貢献してまいります。

第一弾として2023年7月、業務用チョコレート用油の世界シェアトップ3に入り(国内1位)、サステナビリティ業界で最先端を走る不二製油グループ(※1)とDegas社の業務提携を発表いたしました。

世界はとてつもない早さで動いており、特にサステナビリティ業界はグローバルカンパニー、特に食品・飲料系中心にこぞって投資とリソースを充当しています。ESGとサステナビリティに関する、グローバルで最先端な知見と、数々の大手企業への豊富なアドバイザー経験、全関連省庁の委員を務めている夫馬氏をESGアドバイザーとして招聘。Degas社が、サブサハラアフリカ小規模農家へのファイナンスを通じて培ってきたトレーサビリティや、リティリジェネラティブ農業のノウハウを、より多くの企業さまにご活用して頂く布石となることを目指してまいります。

加えて、ESG関連のディスクロージャに関する助言、Degas社が立ち上げた高品質な炭素クレジットによって気候変動およびその根底にある途上国の社会課題の解決と、所得の水準に貢献するためのアライアンス JAHQCC (Japan Alliance for High Quality Carbon Credit  通称:ジャック)の活動内容に関する助言や協業などでもご尽力頂きます。
『高品質な炭素クレジットで気候変動および途上国の社会課題の解決と所得向上に貢献する、JAHQCC (Japan Alliance for High Quality Carbon Credit) を設立』

高品質な炭素クレジットで気候変動および途上国の社会課題の解決と所得向上に貢献する、JAHQCC (Japan Alliance for High Quality Carbon Credit) を設立
Degas株式会社のプレスリリース(2023年6月30日 15時00分)高品質な炭素クレジットで気候変動および途上国の社会課題の解決と所得向上に貢献する、JAHQCC (Japan Alliance for High Quality Carbon Credit) を設立

■夫馬 賢治氏プロフィール

株式会社ニューラル 代表取締役CEO|信州大学グリーン社会協創機構特任教授 | ニュースサイト「Sustainable Japan」編集長|戦略・金融コンサルタント

サステナビリティ経営・ESG投資アドバイザリー会社を2013年に創業し現職に就任し、東証プライム上場企業や大手金融機関のESGアドバイザーを務める。上場企業の社外取締役や、Jリーグ特任理事、国際NGO理事にも就任。日本のESG投資の第一人者として、環境省、農林水産省、厚生労働省や地方自治体のESG分野の政策委員を数多く務めるかたわら、世界銀行や国連大学等でESG金融、サステナビリティ経営などに関する講演を行なっている。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌でニュース解説も担当。ハーバード大学大学院リベラルアーツ(サステナビリティ専攻)修士課程修了。サンダーバードグローバル経営大学院MBA課程修了。東京大学教養学部(国際関係論専攻)卒。

■夫馬 賢治氏よりコメント

今後、食料サプライチェーンは、気候変動と自然資本の双方の観点から、多くの転換(トランスフォーメーション)が必要となります。このことは、国連食糧農業機関(FAO)やG7、G20の場でも、再三確認されており、世界の喫緊の課題の一つとなっています。その中で、最大の障壁となっているのが、いかに世界中に8.7億人いると言われている農家にどう伝えていくか。この課題は、2022年に開催された国際会議「地球環境行動会議(GEA)」の中で、僕自身が国際社会に向けて指摘した点でもあります。Degasは、すでにガーナの小規模農家から多くの信頼を得、リジェネラティブ農業への転換が始められており、このことは世界中の関係者にとっての希望です。今後、Degasの健全な企業成長を支えていきたいと思います。

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【会社概要】

会社名:Degas株式会社/ Degas Ghana Ltd.

代表者:牧浦⼟雅

HP: https://degasafrica.com/

資本⾦:256,106,799円

従業員数:140⼈

事業内容:事業内容:テクノロジーを使った小規模農家マネジメントを中心とした、アフリカ⼩規模農家のへのファイナンス、リジェネラティブ農業、高品質なカーボンクレジット創出、関連テクノロジーの開発
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本リリースに関するお問い合わせ

Degas株式会社

お問い合わせ先:info@degasafrica.com

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引用・出典

(※1)

2023年3月、農林水産省が主催する「国内食品製造事業者の持続可能な原材料調達の優良企業表彰」において、最優秀賞にあたる「農林水産大臣賞」を受賞。2021年版CDP(気候変動リスク開示機関世界最大手)「気候変動」「森林」「水セキュリティ」3部門で「トリプルA」受賞(世界1.4万社中14社ーー過去同社と花王のみ)。不二製油HDは、すべての搾油工場、すべての農園を含む、サプライチェーンすべてにおける「トレーサビリティ(追跡)」を、2030年までに100%まで持っていくと宣言済み。

ご参考:

【不二製油HD】サステナブルな食の未来を共創

【不二製油HD】サステナブルな食の未来を共創 - Sustainable Japan by The Japan Times
Fuji Oil’s strong points 1. 2020〜21年、CDPの「気候変動」「水」「森林」でトリプルAの評価 2. パーム油調達で「森林破壊ゼロ、泥炭地開発ゼロ、搾取ゼロ(NDPE)」を明言 3. 農園までの「トレーサビリティ100%」を2030年までに実現すると宣言 4. 「大豆ミート」など植物性タ...

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サステナビリティページです。不二製油グループ本社は、植物性油脂や大豆を原料とした食品素材を世界で展開する不二製油グループの持株会社です。

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