「自分で学び、自分で理解していく子ども」を育てるねらいがあります。
その中でも今回は、ICTツールを利用したデータの蓄積により、今まで評価しづらかった積極性、発想力、表現力、聞く力、調整する力、粘り強さ、気配りや、場を楽しくする力など、「非認知能力」として注目を集め始めているさまざまな「生きる力」に焦点を当て、その力を認知し、評価していく仕組みを展示会にて発表します。
このSTEAM教育を実践するためには、これまでの知識習得型の教育とは違う授業を行う必要があり、そのために準備していくことが3つあると考えます。
1.教職員研修
これまでとは違う授業を行うにあたり、教職員にも具体的な変化が必要です。
たとえば、教師と児童・生徒の関係性の変化。
また、授業における「指導」とは異なるスキルが教師に求められるはずです。
それらの変化を促すための教員研修を提案します。
研修に参加する教師自身にアクティブラーニング授業の構築体験ができるSTEAM教育研修の場を提案させていただきます。
2.ICTとデータ活用の土台作り(情報の整理を含む)
非認知能力の評価は、教科教育のように点数で測ることが簡単ではありません。
そこで、まず、非認知能力の客観的なデータを取得するところから提案します。取得した客観的なデータが、評価の仕組みと組み合わさり、「価値の見える化」が実現します。
3.評価の仕組み
これまでの学校の成績は、テストの点数等による明確な指標で判断されてきました。しかし「非認知能力」は現在のところ明確な指標が存在せず、既存の価値観では評価しづらいのが現実です。
そこで「新たな価値」に基づく評価の仕組みが必要になっています。
新たな評価の仕組みをつくることで、子ども自身が自分の非認知能力を意識したり、クラスメイトの非認知能力に気づき、自己成長意欲を向上させるための仕組みを提案します。
■STEAM教育を進めていくために必要な土台作り
自分たちが暮らす地域に、STEAM教育の題材に利用できるモノがたくさんあればいいのですが、そこまで恵まれた地域は滅多にありません。
そこで、STEAM教育の題材に利用できるモノを作っている人や会社等と教室をオンラインで結びながら授業を行うことが必要です。
また、あらゆるデータを収集し、それを活用しながら子どもたちの可能性を引き出していくためには、集めたデータを安全で安心な場所に保存できる環境が必要です。
弊社はITシステム開発会社として、現在使っているITシステムを活かしながら、データを利用する環境、さらには安心で安全なデータ保存環境を構築するお手伝いをさせていただきます。
▶URL:https://app-terminal-komachi.net/
■関西教育ICT展
下記の日程で、第7回 関西教育ICT展が開催されます。
- 会場:インテックス大阪 (ブース番号:714)
- 日にち:2022年8月4日(木)~8月5日(金)
- 時間:10:00~17:00
当日、会場にお越しの際は、弊社ブースまでお越しいただければ幸いです。