世界40カ国、主要検索エンジンシェア【PC、モバイル】

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アウンコンサルティングでは、2012年11月より世界40カ国を対象に検索エンジンシェアの推移をまとめております。この度、2022年9月時点の各国・地域におけるPCとモバイルの主要検索エンジンシェアを集計いたしました。
※世界40カ国には国と地域を含みます。
世界40カ国、主要検索エンジンシェア【PC、モバイル】
検索エンジンシェアにおいて、PCでは中国・ロシアを除く38カ国、モバイルでは中国を除く39カ国でGoogleがトップシェアを占めております。今回も、前回のリリース(参考:2022年4月12日世界40カ国、主要検索エンジンシェア【PC、モバイル】)に引き続き、各国の検索エンジンシェアについてまとめました。

・Microsoft Bingのシェアが増加
今回の調査では、世界のPCにおけるMicrosoft Bing(以下、Bing)のシェアが2016年から2022年にかけて増加していることが分かりました。

■世界のPCにおけるMicrosoft Bing シェア 2016年~2022年

検索エンジンシェアの増加との直接的な関係があるとは言い切れませんが、Bingは2016年以降、以下の企業を買収しており、2022年5月31日から日本での広告サービスを開始、9月8日にマルチプラットフォームという新機能をローンチしているなど、動きを強めています。

・2016年 LinkedIn(世界最大級のビジネス特化型SNS運営企業)
・2019年 PromoteIQ(オンライン小売業者向け広告プラットフォーム運営企業)
・2021年 Xandr(デジタル広告のオンラインプラットフォーム運営企業)
・2022年 Activision Blizzard(ゲームソフトウェア開発会社)

■世界のPCにおけるMicrosoft Edgeシェア 2016年~2022年

また、Microsoft Edge(以下、Edge)の世界のPCにおけるシェアが2019年を堺に急増していることがわかります。Microsoftは、2022年6月にInternet Explorerのサポートを終了し、Bingに一本化しています。Edgeのデフォルトの検索エンジン設定はBingとなっているため、デフォルト設定でそのまま利用するユーザーも一定数存在すると想定され、Bingのシェアを牽引する要因として考えられます。

以下の通りGoogleとBingのシェアを比較すると、その差は年々縮まっていることが分かります。

・Google 90.07%(2016年)→84.81%(2022年) -5.26%
・Microsoft Bing 4.03%(2016年)→9.15%(2022年) 5.12%

・Googleに加え、第2検索エンジンの最新動向のチェックを
PC・モバイルともにGoogle一強の状況は当面変わりませんが、Bingに限らず広告配信先の国や地域の第2検索エンジンも考慮した上で情報収集を行い、Webプロモーションを考えていく必要があると考えます。

※用語の定義として、検索エンジンとは検索システムを提供する会社、ブランドを指します。具体例を挙げると、日本で最も人気のあるポータルサイトの一つ「Yahoo! JAPAN」は、検索エンジンとしては「Google」という扱いとなり、同様の理由から「Yahoo!台湾」や「Yahoo!香港」はMicrosoft Bingとなります。

2022年9月 各国・地域におけるPCとモバイルの主要検索エンジンシェア
※2020年インターネット利用率において、グレー部分は2017年のデータ

集計概要
世界40カ国、主要検索エンジンシェア【PC、モバイル】
【集計要綱】
対象国: OECD加盟主要国を中心に当社にて抽出
インターネット利用率: Committed to connecting the world
https://www.itu.int/en/ITU-D/Statistics/Pages/stat/default.aspx
Percentage of Individuals using the Internet
検索エンジンシェアデータ参考: StatCounter:http://statcounter.com/
調査日:2022年10月3日 ~ 2022年10月21日
調査対象時期:2016年9月 ~ 2022年9月

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アウンコンサルティング株式会社
[事業内容]
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[本社]   東京都文京区本郷四丁目24番8号 春日タワービル 7F
[代表者]  代表取締役 信太明
[資本金]  341,136千円(2022年8月末現在)
[URL]    https://www.auncon.co.jp

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