新たに導入された宅配ロッカーは、2022年10月よりサービス開始され、組合員が注文した宅配商品が、職員不在の時間に非対面で受け取り可能となります。
FUJIはコロナ禍による非対面・非接触へのソリューションとして、そして、流通小売業界で急速に広がるBOPIS(ボピス、Buy Online Pick-up In Store)へのソリューションとしてQuistを展開しています。Quistは、以前よりコープこうべの1店舗に導入しておりましたが、今後の拡大展開を視野に入れ、新たな環境での検証の場として住吉事務所と協同購入センター姫路での宅配利用者に向けて導入されることになりました。
「コープこうべの宅配ロッカー」では、組合員は、ご都合の良い時間に非対面で商品を受け取ることができます。受取方法のバリエーションに「ロッカー受取り」が増えることで、組合員の利便性や満足度の向上が見込まれます。
■1ボックスの収納
従来のQuistでは、コープこうべの配達容器が、1つのボックスに対し1箱の収納でした。そのため、1人の組合員の注文数が多い場合、配達容器が2箱以上となりボックスを2つ以上使用する必要がありました。
今回、ロッカーを改良し、配達容器が1つのボックスに対し2箱収納可能となりました。1人の組合員に対し少ないボックス数で収納できることで、より多くの組合員の商品を収納でき、効率良くロッカーを利用できます。
■Quistの特徴
・バーコード・QRコードを利用したシンプル・スマートな商品の配達・受け取り。
・クラウドシステムを利用したリアルタイムなロッカー管理・監視システム。
・各システムとのデータ連携を可能としたフレキシブルなシステムI/F提供。
・全天候型として、IPX4の防水規格を満たし、屋外設置にも対応。
・制御ユニットおよび増設ユニットによるフレキシブルな装置構成が可能。
・増設ユニットには、冷蔵・冷凍ユニットもラインナップ。
・顔認証機能もオプションにて実装可能。
■Quistの今後の展開
社会の劇的な変化により、急速に高まった「より安心で便利な新しい生活様式」の実現に向けて、人々の快適な暮らしを支援する宅配ロッカーシステムのプラットフォームの提供を通じ、流通小売業・物流業の課題である労働力不足、再配達問題の解決に寄与できるよう、更なる企画・開発に努め、事業拡大を目指してまいります。