トヨタ・コニック・アルファでは、約260社の販売会社の要望を取り込みながら、アジャイル開発を進めており、ベンダーごとの懸案事項やタスクを複数のExcelファイルで管理していました。
同社はExcelのようなデザインと操作性を提供するmonday.comで、タスクに紐づけてすべての情報を一元管理し、誰でもモバイル端末上で、プロジェクト全体や各タスクの進捗、関連資料をリアルタイムに把握できるようになりました。この結果、上層部向けの報告書の作成や進捗管理・フォローを行う専任者が不要になり、プロジェクト管理の作業時間やコスト軽減など、大幅な効率向上につながりました。
さらに、販売代理店とコミュニケーションするWebフォームもノーコードで開発できるようになりました。
日立ソリューションズは、オープンな協創環境とプロジェクト管理を支援し、さまざまな企業のDX実現に貢献していきます。
monday.comを適用した運用イメージ
■ ソリューション導入の背景
トヨタ・コニック・アルファでは、全国に約260社あるトヨタ自動車の販売会社向けに、マーケティングコミュニケーション領域でのDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進をしています。その一環で、4社のマルチベンダー体制で、アジャイル方式でのシステム開発プロジェクトを進める中、全国にある販売会社からの要望や懸念事項のタスクを全て、ベンダーごとに複数のExcelファイルで管理していました。システム開発の進行に伴い、開発チームや人数の規模が拡大し、複数の担当者が最新状況を日々、手作業で更新しなければならず、業務の煩雑さが問題でした。
システム稼働後の販売会社からの問い合わせ対応も見据えて、プロジェクト管理の新たな方法を模索する中、メールやチャットなど複数のコミュニケーションツールとの連携が可能で、Excelのように直感的に操作もしやすく、ダッシュボード上でのプロジェクトの見える化も優れているmonday.comを導入しました。
■ ソリューションの導入効果
1.メッセージや問い合わせ、ファイルなどの全情報をタスクに紐づけて一元管理できるため、ダッシュボード上でリアルタイムな進捗が可視化され、誰もが容易に把握可能
2.出張先や外出先からでも、モバイル端末で容易に状況確認やフォローが可能
3.ノーコードでWebフォームを手軽に作成できるため、販売会社向けの新規サービスに利用申し込みやアンケートなどをmonday.comで配信、結果も自動集約でき、システム稼働後の業務が効率化
お客様からのコメント
トヨタ・コニック・アルファDX基盤開発部 Product Manager 服部 淳氏より、以下のコメントをいただいています。
「プロジェクト内のやり取りの履歴がタスクに紐づけて管理されており、画面を見ればステータスが一目瞭然で誰もが進捗状況を把握できるようになりました。Slackとの連携により、対応が必要な状況をいち早くキャッチすることもできます。EXCELファイルの管理業務を軽減できたとともに、毎週1~2時間を要していた上層部への報告書が不要になり、管理効率が大幅に改善されました。さまざまなことを感覚ではなく定量的に評価できるようになり、意思決定も早くなりました。
半信半疑で使い始めましたが、もはやmonday.comなしでは前に進めません。当社の他プロジェクトでも日立ソリューションズは、販売会社向けプロジェクトの開発ベンダーとしても関わっていただいています。今後も、我々のビジネスの状況を深く理解しているベンダーならではの提案を期待したいです。」
「ワークマネジメントソリューション for monday.com」について
今回はmonday.comをプロジェクト管理として利用し、トヨタ・コニック・アルファのアジャイル開発管理を効率化できました。monday.comは、親しみやすいデザインと操作性でありながら、エンタープライズクラスの機能を搭載し、様々なプロジェクトでご利用いただけるクラウドサービスです。
URL: https://www.hitachi-solutions.co.jp/cloud-shift/sp/solution/monday/
■ 商品・サービスに関するお問い合わせ先
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