株式会社アンリアレイジ
日本電信電話株式会社
NTTソノリティ株式会社
日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:島田 明、以下「NTT」)と、NTTの音響信号処理技術の研究分野から誕生したNTTソノリティ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:坂井 博、以下「NTTソノリティ」)は、9月27日にパリ市内で開催された株式会社アンリアレイジ(本社:東京都港区、代表取締役:森永 邦彦、以下「アンリアレイジ」)の「ANREALAGE SPRING/SUMMER 2023 パリコレクション(以下、本コレクション)」に協賛しました。日本を代表するファッションブランドの2年半ぶりとなるパリ現地での本コレクションにおいて、NTT独自の「パーソナライズドサウンドゾーン技術(以下、PSZ技術)」が音響技術に採用され、ランウェイにはNTTソノリティ×アンリアレイジによるヘッドホンも登場。本コレクションコンセプト「A&Z」の音響演出をサポートしました。
- 協賛の経緯
NTTソノリティは「音を仕分ける/音を閉じ込める/特定の音を見つけ出す」という画期的な音の技術の確立を目指し、対をなす音波同士が打ち消し合って音が聞こえなくなる作用に着目したPSZ技術をコア技術に、一人一人に快適な音響空間を実現する製品・サービスを開発しています。
「ファッション×テクノロジー」のブランドとして新たな表現を追求し続けるアンリアレイジの革新性と、リアルとデジタル、内と外など、異なる二つの世界を繋げていく、本コレクションのコンセプトに共感し、音響演出をサポートするためPSZ技術を提供いたしました。
- コレクション当日
① PSZ技術搭載、アンリアレイジロゴ入り有線イヤホンを使った演出
本コレクションは、9月2日に開催したアンリアレイジ東京コレクションのコンセプトを裏表にして再構築しており、2つの世界は対をなしながらも同時に存在しています。
PSZ技術搭載のイヤホンから聞こえる「内の音」。会場に設置されたスピーカーから出る「外の音」。“個”と“公”とも言える、相反する2つの音はPSZ技術搭載のイヤホンを通じて来場者の耳元で自然に調和。内の音と外の音が一体化する新たな音体験を提供しました。※アンリアレイジロゴ入り有線イヤホンは非売品です。
② ヘッドホンコラボレーションコンセプトモデルがランウェイに登場
NTTソノリティとアンリアレイジが共同で制作したヘッドホンコンセプトモデルがランウェイに登場。音響デバイスの新たな可能性を感じさせる近未来的で洗練されたデザインを披露しました。
※ヘッドホンは非売品です。
- オープンイヤー型に適したPSZ技術
ある音波(正相)に対して逆相の音波を当てることで音波同士が打ち消し合い、音が聞こえなくなる作用を生かし、スピーカーから発せられる音を一定の範囲に閉じ込める技術。耳元に小さなカプセルのような音の空間が生まれるため、耳を塞がなくても周囲への音漏れを最小限に防ぎます。現在NTTソノリティでは、音響デバイスの量産化や、パートナー各社と協働によるグローバル展開を目指しております。
森永邦彦コメント
「視覚のみならず、聴覚を用いることで、「内」と「外」をつなぐことに挑みました。「個」の内なる世界と、「全」の外なる世界。二つの世界は対極にありながらも、同時に存在し深く結びついています。」
◇アンリアレイジ / 森永邦彦デザイナー
1980年、東京都国立市生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。アンリアレイジは、ファッションは日常を変える装置と捉え活動するブランド。「神は細部に宿る」という信念のもと作られた色鮮やかで細かいパッチワークや、人間の身体にとらわれない独創的なかたちの洋服、ファッションとテクノロジーを融合させた洋服が特徴。2003年にブランド設立。2005年東京タワーを会場に東京コレクションデビュー。東京コレクションで10年活動を続け、2014年よりパリコレクションへ進出。2019年 仏・LVMH PRIZEのファイナリストに選出、同年第37回毎日ファッション大賞受賞。2020年 伊・FENDIとの協業をミラノコレクションにて発表。2021年ドバイ万博日本館の公式ユニフォームを担当、同年、細田守監督作品『竜とそばかすの姫』で主人公ベルの衣装を担当。
https://www.anrealage.com/
◇NTTソノリティ
最先端の音響信号処理技術を用いて音響関連事業を行う会社として2021年9月1日に設立されました。音を仕分ける・音を閉じ込める・特定の音を見つけ出す、という3つの技術を使い、ビジネスやプライベートなど様々なシーンで一人一人に快適な音響空間を実現する製品やサービスを提供してまいります。
https://ntt-sonority.com/
◇ANREALAGE SPRING/SUMMER 2023 COLLECTION “A & Z” の様子