※ KOM-MICSは株式会社小松製作所の登録商標です。
【導入背景】
大久保歯車工業は、国内外の大手建設機械メーカーやトラックメーカーなどを主な取引先とし、歯車やその関連製品を供給しています。そうした中、メーカーとして常に課題となるのが生産性の向上とコストの削減です。同社は生産性改善活動の一つとして、工作機械の稼働状況をビデオ撮影し、その映像を分析して改善点を探ってきました。しかしこの手法では手間も時間も掛かり、なかなか改善活動が進まないことが長年の課題となっていました。そこで、新たな改善手法を検討する中、目に留まったのがクオリカが提供するIoTを活用した生産性改善システム「Kom-mics」でした。
【選定理由】
・どの主要メーカーの工作機械にも簡単に接続でき、稼働状況のデータを常時取得できる
・機械の稼働情報を知りたいときにいつでも、現場に行くことなく、パソコンの画面で一元的に確認できる
・エアカットの低減、切削抵抗の一定化など生産性向上のための改善点を導く機能が豊富
【導入の効果】
・Kom-mics上のグラフ表示に加え、簡単にExcelにデータを取り込みグラフ化できるため、現状把握や分析に費やす時間が削減され、改善業務に充てられるようになった
・工作機械が金属を加工する際、工具の回転数や削る取り代など条件によって最大化されたり、低くなったりと変わる切削力をKom-micsの機能を使って一定化することが可能。切削力を最大化することで、加工時間の短縮が見込める
・現場の監督者はこれまで機械の動作を窓越しに確認し五感に頼って調整や管理を行っていたが、Kom-micsによる常時監視、平準的な管理が可能となった
【今後の展開】
大久保歯車工業は、「Kom-mics」の工具寿命管理機能を使い、適切な工具の交換時期を割り出すことでコスト圧縮を図ったり、異常検知AIによる予防保全機能の活用も計画中で、「Kom-mics」の豊富な機能を徹底活用し、さらなる改善活動の幅を拡げていきます。
またクオリカはKom-micsを通じて、生産現場のみならずサプライチェーン全体の生産性向上を支援していきます。
当案件の詳細は、導入事例ページをご覧ください。
https://www.qualica.co.jp/case/202208_25.html
■大久保歯車工業株式会社 生産技術部 機器生産技術課 木村高志氏コメント
製造現場の分析に欠かせないパレート図などもイメージ通りに作成してくれます。ボタン一つでExcelにデータを取り込むこともでき、今まで欲しいと思っても見ることが難しかった様々なデータのグラフが、いとも簡単に確認でき、分析者にとっては胸が躍るような瞬間でした。
■Kom-micsについて
Kom-micsは、「誰でも」「どこでも」「簡単に」 導入できる工場IoTです。工作機械の稼働データ及び加工データなどの各種データを収集し、それを分析することで、工場の稼働状況の可視化や最適化に向けた施策立案を支援します。コマツの生産現場で培った技術とノウハウを活かして、生産現場の生産プロセスにおける課題を解決します。
詳細は以下をご参照ください。
https://www.qualica.co.jp/service/manufact/kommics/index.html
【Kom-micsコンセプト】
クオリカ株式会社について(https://www.qualica.co.jp)
1982年、世界的建設機械メーカーのコマツから情報システム会社として独立、創業。以来、製造業、流通サービス業(外食業・小売業)の企業様を中心に、現場の課題解決に向け幅広いITサービスを提供してきました。クオリカは、これまで培ってきた技術力と業務知識で、国内外のお客様のビジネスの成長とより良い社会・環境の実現を目指します。
TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
【サービス・ソリューションに関するお問い合わせ】
クオリカ株式会社 ビジネスイノベーション事業部 ビジネスソリューション部
TEL:03-5937-0777 E-mail: info_kom-mics@qualica.co.jp