高い生産性と品質が求められる製造業や建設業の現場では、3D技術を駆使した正確なシミュレーションや、リアルタイムなデジタルツイン[1]への需要が高まっています。また、現場ではより多くの業務に効率よく対応するため、シミュレーションで扱うデータや制作体制の高度化、多様化、大規模化が求められます。
【NVIDIA Omniverse™ Enterprise の概要】
NVIDIA Omniverse™ Enterprise は、3Dデザインコラボレーションと高度なシミュレーションのために開発されたプラットフォームです。たとえば世界各地にいる開発チームのメンバーが、共通の仮想空間上に複数のツールやアプリケーションを接続し、1つのデータをリアルタイムに共同で編集できます。これにより、製造業や建設業の分野で設計・開発を担当する技術者は、データ変換などの余計な作業から解放され、本来の業務に専念できます。
さらに、NVIDIA Omniverse™ Enterprise 上で構築したデジタルツインでは、現実世界と仮想空間をリアルタイムで同期しているため、常に最適なプロセスを予測できます。そのため技術者は開発中のシステムの障害を最小限に抑えながら作業を進めることが可能です。
また、高度なAI、レイトレーシング[2]などのシミュレーションを実現するNVIDIA RTX™ テクノロジー搭載のシステム上に構築できるため、既に搭載されたシステムをお使いの方は既存のインフラストラクチャーから置き換える必要がありません。
【NVIDIA Omniverse™ Enterpriseの構成】
その他製品の詳細については、以下URLをご確認ください。
https://ryoyo-gpu.jp/nvidia-omniverse/
【利用シーン例】
■製造業
模型などを実際に作ることなく、より実物に近いモデルの設計ができ各デザイナーが作った部品を仮想空間上で組み立てることも可能。
■建設業
建築物の設計図やモデルルームを仮想空間上に構築し、日の当たり方や空気の流れなどのシミュレーションが可能。
その他、車の走行など、同一プラットフォーム上でより現実に忠実なシミュレーションを行うことができます。
【今後の展開】
菱洋エレクトロは、製造業や医療など主要市場に対するアプローチなどが評価され、2022年にNVIDIAより最も優れた一次代理店に授与される「Best Distributor of the Year」を受賞いたしました。
NVIDIA® Jetson™ 、NVIDIA® DGX™ 、データセンターGPU 、NVIDIA 仮想 GPU(vGPU)といった従来の製品に加え、今後注目される仮想空間でのコラボレーションやシミュレーションを実現するNVIDIA Omniverse™ Enterprise の取り扱いを開始し、より幅広いソリューションの提供が可能になりました。今後も多くのパートナー様、お客様に信頼され、選ばれるアドバイザーとして、NVIDIA専任のエンジニアや営業担当の経験やノウハウを活かし、製造業や建設業のお客様が生産性を向上できるソリューションを提供してまいります。
※NVIDIA、NVIDIA Omniverse、NVIDIA Jetson、NVIDIA DGX、およびNVIDIA RTXは、米国またはその他の国における NVIDIA Corporation の商標または登録商標です。
※本リリースに記載されている情報は発表日現在のものです。このため、時間の経過あるいは後発的なさまざまな事象によって内容に変更が生じる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
*注釈
[1]デジタルツイン:現実世界で集めた情報をもとに、仮想空間で現実世界の環境を再現する技術。
[2]レイトレーシング:現実世界における光の動きのシミュレーション手法。
菱洋エレクトロ株式会社について
半導体/デバイス事業とICT/ソリューション事業を手掛けるエレクトロニクス商社として、両事業を展開する強みを活かしたIoT/AIなどをキーワードにしたビジネスに注力しています。最先端の半導体技術をお客様にご提案する一方、エッジからクラウドまでを幅広くサポートし、さまざまな産業分野のお客様のビジネス課題の解決をご提案しています。