■オリジナル仮想都市「光と星のメタバース六本木」への導入背景
2020年5月にバーチャルイベントが初開催されて以来、2021年4月には番組「声優パーク建設計画メタバース部」が開始し毎週連動して仮想都市「光と星のメタバース六本木」が拡張されていきました。同メタバース空間で開催されたイベントは100回以上にも及びます。街が拡張されイベントも大規模になるにつれて、迷子になった参加者を案内したり、イベント開催前の説明などが仮想空間上でより必要になってきました。そこで「スタッフアバター」が多数導入されましたが、より楽しい世界観を構築するために、アバターの声もより魅力的にする目的で「CoeFont」が導入されました。
■テレビ朝日 メタバース開発プロジェクト アートディレクター 横井 勝様からのコメント
私はメタバース六本木の開発当初より街空間やアバターのデザイン、そしてVR・CG全般のアートディレクションを担当しています。より参加者に快適に楽しんでもらうために、案内するスタッフアバターや雑談だけするアバター等が欲しくなってきました。メタバースは夢のあるエンタメ空間であって欲しいので、そのアバターの声も魅力的で、且つレスポンスの良いものにしたかったのです。CoeFontは既に登録されている声サンプルが多数あり、アバターの裏ボイスとしても使い分けが出来ます。また、テキストエディットのUIも良く、その場でテキストを入力して来場者とテンポよくコミュニケーションできるのも良いですね。
音声合成サービスも色々と試しましたが、スマホ(又はタブレット)のシンプルなシステム構成でもコスパ良く運用できる点も気にいっています。
例えば「メタバース六本木」で飼っているペット「メタにゃん」というアバターにイベントの前説や案内をさせた際に「イケボ(イケメン風の声)」を使ったら、参加者から「キャラとギャップがあってカワイイ」という反応があったり、それをみて瞬時に女の子の声に変えてみたら参加者にとてもウケたりしまして、そんな風にカジュアルに声でエンタメ体験を仮想空間だから作れるのも面白いですね。
■「メタバース六本木」「声優パーク建設計画メタバース部」とは
テレビ朝日オリジナルのメタバース空間「光と星のメタバース六本木」では「声優パーク建設計画メタバース部」(毎週日曜あさ10時~放送※一部地域を除く、MC:関智一&ぺこぱ)と連動したイベントなどを多数開催しています。専用アプリ「cluster」をダウンロードすれば、スマホやPC、HDM等から簡単にメタバース空間で行われる最先端エンタメを堪能できます。
人気アニメ・ドラマ・IPや映画、さらに他企業ともコラボした夢のVRイベントや空間を楽しめます。
■「光と星のメタバース六本木」公式サイト
https://www.tv-asahi.co.jp/vr_roppongi/
◆「声優パーク建設計画メタバース部」番組公式サイト
https://www.tv-asahi.co.jp/seiyuupark/
■法人企業様からのお問い合わせ先
CoeFontの利用お問合せフォーム
https://forms.gle/e1U2qpZDhUFMzpYg7
■今後の展開
このたびのメタバース空間のアバターへのAI音声の活用をはじめ、法人ユーザー様の利用ニーズ拡大に向けた利用シーンの開発に取り組んでまいります。今後も引き続き、AI音声が社会のインフラになり、誰でも、簡単に利用できるAI音声プラットフォームを目指してまいります。
■AI音声プラットフォーム「CoeFont」とは
「CoeFont」(https://coefont.cloud)はAI音声プラットフォームです。
最新のAI音声合成技術を活かし、「声」を手軽かつ表現力豊かな「フォント」のようにすることをコンセプトにしたAI音声技術です。従来では、50万円・10時間以上の収録を必要としていた音声合成を、当サービスでは500円・15分の収録で、自然な発声のできる「CoeFont(AI音声)」を作成できます。作成したCoeFontは、クラウド上で公開することができます。他のユーザーのCoeFontを利用したAI音声の作成も可能です。作成したCoeFontが利用されるたびに、CoeFontの作成者に収益として還元されます。またAPIを利用して、アプリやウェブサイトに組み込むこともできます。
■株式会社CoeFontについて
株式会社CoeFontは、AIを利用したサービスの開発、提供を行っています。2020年に設立し、東工大ベンチャーに登録されています。現在、AIによる音声合成の研究を行っており、「すべてのクリエイターに声を届ける」をコンセプトに『CoeFont』の提供を行っています。聞き取りやすい自然なAI音声により、音声コンテンツ市場の開拓を目指しています。