川西市では、保育士の勤怠管理、給与支払い等の事務作業に膨大な時間を要しているという課題を解決するため、2021年7月以降、市の運営する保育所・幼稚園・認定こども園13施設(2022年4月現在は12施設)において「保育士バンク!コネクト」を導入しておりました。これにより、職員の煩雑な作業がデジタル化されて事務作業の効率化が図れたことから、この度、学童保育にも導入する運びとなりました。
■学童保育(放課後児童クラブ)の登録児童数、施設数が過去最多
共働き世帯数は1245万世帯を超えさらに増加中です。女性の社会進出により子育ての形態も変化しており、保育園と併せて学童保育のニーズも高まっています。
厚生労働省が2021年12月24日に発表した、「2021年の放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)実施状況」によると、登録児童数は前年比3万7,267人増の134万8,275人、放課後児童クラブ数は2万6,925か所と前年比300ヵ所増となり、過去最多を更新しました。
放課後児童クラブは、「新・放課後子ども総合プラン」(平成30年(2018年)9月14日策定)に基づき、女性就業率の更なる上昇に対応できるよう整備を行い、2019年度から2023年度までの5年間で約30万人分の整備を図ることとしています。
※厚生労働省の資料
https://www.mhlw.go.jp/content/11921000/000868247.pdf
こうした背景からも、学童保育施設で働く職員の業務負担を軽減させ、働きやすい環境を整えることが急務です。
当社が展開する「保育士バンク!コネクト」は、現場で求められている、勤怠管理、給与支払い等の労務管理による事務作業や、児童毎の入退室時刻の管理など、日々の煩雑な業務をICTを用いて効率化します。事務的な時間を削減しつつ、児童の安全をしっかりと確保することで、学童保育運営における質の向上をサポート致します。
■川西市 教育保育職員課 ご担当者さまのコメント
他部署から異動してきて驚いたのは、アナログ事務の多さ。日々の事務をこなすことで精いっぱいの中、現場からは「人が足りない」「労働環境が悪い」との声が。「このままでは何も変えられない」との危機感から、管理部門の事務を改善するために最初に目を付けたのが勤怠管理システムの導入でした。実際にシステムを導入してみると、これまで見えてこなかった現場の苦労をリアルタイムに知ることができるというメリットもありました。導入後もまだまだ課題は山積みですが、いまの労働環境を正しく把握することが、労働環境の改善の第一歩になると思うので、システムを導入してよかったと思います。 |
※保育士バンク!コネクト 画面イメージ
【川西市における保育士バンク!コネクトの導入機能(抜粋)】
■シフト作成、管理 必要配置人数や有資格者数等を考慮した月次・日次シフトの作成が可能です。日々変動するシフトの修正も簡単に行えるような仕様になっています。特に管理が大変なパート勤務の方のシフト計画時間数の確認も簡単に行えます。 ■勤務実績の管理 ■残業、有給休暇等の申請・管理 ■給与計算に必要な集計データの作成、給与ソフトとの連携も可能 ■職員Webアプリ |
保育士バンク!コネクトは、保育現場の事務作業を効率化することで、負担軽減はもちろん、施設で働く職員の長時間労働の是正や実情に合わせた適正な待遇の実現を推進し、人材確保のみならず、施設に通う児童や保護者に対する保育の質向上を支援してまいります。
<ご参考>
■兵庫県川西市内の公立保育園・認定こども園において、 保育ICTシステム「KIDSNAキズナコネクト」を利用した 勤怠労務管理の実証実験を開始
https://www.nextbeat.co.jp/news/9083
■兵庫県川西市の公立保育園・認定こども園・幼稚園全13施設において、保育業界に特化した勤怠労務システム「キズナコネクト」の運用開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000139.000016431.html
※2022年2月15日より、KIDSNAキズナコネクトは「保育士バンク!コネクト」にブランドリニューアル致しました。
■保育士バンク!コネクトについて
株式会社ネクストビートが開発・運営する保育施設向け業務支援システムです。
シンプル・便利さにこだわり、わかりやすい画面や操作の簡単さを追求。労務管理や保育料の計算など保育経営に重点を置いた機能や、写真やお知らせといった保護者向けの情報発信機能などを完備。業務の効率化とサービスの向上を実現します。
https://kidsna-connect.com/site/
■株式会社ネクストビートについて
「人口減少社会において必要とされるインターネット事業を創造し、ニッポンを元気にする」という理念を掲げ、2013年に創業しました。人口減少に伴い多方面に広がる社会課題に対し、「ITの力」を駆使し、子育て支援分野を中心としたライフイベント領域・グローバル領域・地方創生領域という3本柱を軸に、専門職向けの人材紹介サービスや業務支援システム、メディア事業などを展開・拡張しています。
https://www.nextbeat.co.jp
※「ネクストビート」、「保育士バンク!コネクト」の名称及びロゴは、株式会社ネクストビートの商標又は登録商標です。
以上