セイコーの主要なグループ会社において女性が社長に就任するのは、今回が初めてです。
現 和光 代表取締役社長の石井俊太郎は、同日付で、和光 取締役副会長に就任し、ひきつづき和光の経営を支えます。
庭崎は、1986年に服部セイコー(現セイコーグループ株式会社)に入社し、2001年よりセイコーウオッチ株式会社にて、主力ブランドであるグランドセイコーやセイコー 5スポーツのグローバル・マーケティングを牽引しました。また、2020年コロナ禍以降は、セイコーおよび和光の役員として、SEIKO HOUSE GINZA(セイコーハウス銀座)を発信拠点とするグループのブランディング施策をリードするほか、和光の成長戦略策定とその推進に深く携わってきました。
社会や環境の急激な変化に対応しグループの更なる成長を実現するため、持株会社であるセイコーと事業会社である和光は、女性の視点を活かした新たな経営体制を導入し、和光のグローバル化を加速させます。これにより、和光が世界中の皆様から支持される小売店へと更なる成長を遂げることを目指します。
なお、セイコーは10月11日取締役会にて執行役員人事を決議し、庭崎がセイコーの常務執行役員を10月31日付で退任し、後任に11月1日付で金川宏美(現セイコーウオッチ株式会社取締役・常務執行役員)が就任予定です。
■株式会社 和光 新代表取締役社長 経歴
・氏名 庭崎紀代子
・生年月日 1964年1月20日
・学歴 日本女子大学文学部卒業
・職歴
1986年 株式会社 服部セイコー(現セイコーグループ株式会社)入社
2013年 セイコーウオッチ株式会社 執行役員兼広報・PR部長
2015年 同社取締役・執行役員
2018年 同社取締役・常務執行役員
2019年 セイコーホールディングス株式会社(現セイコーグループ株式会社)広報室、
スポーツ・企業文化部統括部長兼スポーツ・企業文化部長
2020年 同社 常務取締役 コーポレートブランディング部担当役員
2021年 株式会社 和光 取締役 企画本部長(現職)
2022年 セイコーグループ株式会社 常務執行役員 コーポレートブランディング、広報、
ESG・SDGs推進担当(現職)
■株式会社和光 沿革
1881年 服部時計店(現セイコーグループ株式会社)創業
1894年 銀座4丁目角地、朝野新聞社屋を買い取り初代時計塔完成。翌1895年に営業開始
1932年6月10日、現在の2代目時計塔竣工
1945年 服部時計店(時計塔)が連合軍により接収されたことに伴い、服部時計店小売部は銀座5丁目の
仮営業所にて営業を再開
1947年 服部時計店(現セイコーグループ株式会社)の小売部門を継承する形で、株式会社和光設立
1952年 連合軍による接収が解除され、銀座4丁目に戻り、12月8日和光として営業を再開
2008年 建物内・外の大改修実施、11月リニューアルオープン(2009年経産省 近代化産業遺産に認定)
2022年 「SEIKO HOUSE GINZA」オープン、建物名称の「和光本館」から「SEIKO HOUSE GINZA」への
改称に伴い、「和光本館」から「和光本店」に改称
(参考)和光と時計塔の歴史(和光公式HP)