図面データ活用クラウド『CADDi DRAWER』新機能リリース　画像検索・溶接記号認識・最大寸法認識を追加

製造業サプライチェーンの変革に挑むキャディ株式会社（本社：東京都台東区、代表取締役：加藤勇志郎）は、図面データ活用クラウド『CADDi DRAWER』（キャディドロワー）の新機能として、画像検索（β版）、溶接記号認識（β版）、最大寸法認識（β版）への対応を開始したことをお知らせいたします。

開発背景

今回の機能追加は、ご利用中のお客様からのフィードバックを参考にし、利便性や精度の向上を目的としています。

テキスト検索に加えて画像検索が可能になり、これまで対応していなかった溶接記号の基本情報への取り込みが可能となることで、管理する図面情報の拡充、および検索スピードの改善が実現できます。さらに、類似図面検索において推定最大寸法が表示されるようになることで、形状が似ている寸法違いの図面の中からスムーズに該当寸法の図面を見つけることが可能になります。

新機能の概要

・画像検索（β版）

画像ファイル (PDF・PNGのみ対象) を選択することで、『CADDi DRAWER』に登録されている図面を検索できるようになります。選択した画像ファイルは保存せずに類似検索が可能です。

図面のPDFデータに複数ページが含まれる場合は、先頭のページのみが検索対象となります。約30件の検索結果表示が可能です。

・溶接記号認識（β版）

図面の溶接記号の情報を、基本情報に表示できるようになります。「開先溶接」「隅肉溶接/全周溶接」など、図面でよく使用される記号から順次対応を開始しています。

・最大寸法認識（β版）

類似図面検索にて、各図面の推定最大寸法値が表示されるようになります。推定最大寸法値を用いて、類似検索結果のフィルタリングが可能です。

リリース時期

2023年6月末　画像検索（β版）、溶接記号（β版）、最大寸法認識（β版）

詳細・注意事項

・画像検索

検索モードを画像検索に切り替えて、画像をアップロードボタンを押しファイルを選択します。

β版としての提供となり、精度を向上させた正式版は開発中です。

・溶接記号認識

特定ユーザーのみ利用できます。

現時点では、開先溶接、隅肉溶接/全周溶接などに対応しています。

その他の記号にも順次対応していきます。

こちらの動画から操作イメージをご確認ください。

20230704_『CADDi DRAWER』機能アップデート_溶接記号認識のデモ映像

・最大寸法認識

類似図面検索の機能です。

特定ユーザーのみ利用できます。

対応している単位は”mm”のみ、図面詳細画面には最大寸法値は表示されません。

こちらの動画から操作イメージをご確認ください。

20230704_『CADDi DRAWER』機能アップデート_最大寸法認識のデモ映像

お問い合わせ先

サービスの導入・お問合せに関しては、下記フォーム、もしくはメールにてお問い合わせください。

URL：https://caddi-inc.com/drawer/contact/

Email：drawer_mk@caddi.jp

『CADDi DRAWER』について（https://caddi-inc.com/drawer/）

『CADDi DRAWER』は蓄積された図面データの検索・利活用を可能にし、調達原価低減・業務生産性の工場などを実現するサービスです。当社の祖業である調達・製造のワンストップパートナー『CADDi MANUFACTURING』で培った高度な図面解析技術を活かして開発しました。

図面に記載されている寸法、記号、テキスト等の情報を自動で読み取り、構造化されたデータとして蓄積。図面データを独自のアルゴリズムで解析することにより、二次元の図面に描かれている形状の特徴をもとに、三次元での類似性の高低を判定し必要な図面を探しだす『類似図面検索』の機能を搭載しています。

キャディ株式会社について（ http://caddi-inc.com/）

キャディは「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」をミッションに、製造業の要である”調達”領域にイノベーションを起こそうと2017年に創業しました。部品調達プラットフォーム『CADDi MANUFACTURING』では、メーカーの図面を独自テクノロジーを使って解析し、品質・納期・価格が最も適合する加工会社を世界中から選定、検査・納品まで一貫して担い、サプライチェーン変革のパートナーとして支援しています。また、2022年6月には、未だ4割が紙で管理されている図面を形状や材質、部品名、発注先等から瞬時に検索できる、AIを生かした図面データ活用クラウド『CADDi DRAWER』の提供を開始。2つの事業を通じて、世界のGDPの15％にあたる製造業を再び成長産業にしていくことで、あらゆる産業の発展に寄与していきます。現在は日本7拠点に加え、アメリカ・ベトナム・タイと計12拠点で展開。グローバルなサプライチェーンの構築と事業を推進していきます。なお、2023年7月にシリーズC資金調達を発表し、これまでの累計調達額は217.3億円となっています。

＜キャディ株式会社＞