■連携の背景
災害などの非常時には、情報を早く・正確に得られることが初動対応の成否には重要な点となります。
一方、特にローカルの災害情報については、現地の詳細な情報の取得や確認が困難な場合があります。そのため、ツイッターを通じて函館市内や北海道での災害情報の収集及び配信を2013年から行っていて、フォロワー数約8万人(2022年11月時点)を誇る『函館災害情報』と連携することで、同市内や北海道全域の災害情報収集の強化を目指します。
また、『函館災害情報』も、自治体等に広く普及している『Spectee Pro』と連携することで、情報収集速度を高め、地域へのきめ細かな情報発信に役立てていけると考えています。
- 『函館災害情報』について
『函館災害情報』は、「地域住民の防災意識向上」と「減災」を掲げ、北海道函館市と周辺地域(2市9町)の災害情報をSNSで発信しているボランティア団体です。
ツイッターを通じて、火災等による消防車の出動情報や風水害による各種災害、気象警報や事故情報等、様々な情報を提供しています。
2013年5月に開設したツイッターアカウント『函館災害情報』は、2022年11月時点でフォロワー数は約8万人に達し、地域の災害情報を配信するアカウントとして大きく注目を浴びています。
2018年9月6日に発生した「北海道胆振東部地震」では、北海道全域でブラックアウト(停電)が発生、特別運用体制を取り、地域の多くの方々からの情報を参考に情報発信を実施、地震直後からツイッターでの関連情報の発信は5日間で850回を超え、「災害時の情報収集はSNS」という認識が多くの方に広がる礎となりました。
『函館災害情報』 │ https://twitter.com/hakodate119
- 株式会社Specteeについて
スペクティは、「危機を可視化する」をミッションに、SNSや気象データ、カーナビ情報や道路カメラなど様々なデータからの災害・リスク情報を解析し、被害状況の可視化や予測を行っています。
国内トップシェアを誇るAI危機管理ソリューション『Spectee Pro』は、災害や事故等のリスク情報をリアルタイムに配信するほか、SNSや河川・道路カメラ、カーナビ情報、人工衛星データなどをもとに、AIで被害のシミュレーションや予測など様々な角度から被害状況を”可視化”することで、自治体の災害対応や企業の危機管理、物流やサプライチェーンのリスク管理などを目的に導入が進んでいます。
株式会社Spectee|https://spectee.co.jp/